開店躁だん

荻窪アルカフェの店主だん@佐々木典子です。◆アルカフェYouTubeチャンネル https://goo.gl/ZPrzvv ◆アルカフェE-mail dan@alcafe.deca.jp◆アルカフェWEB http://alcafe.deca.jp ◆Twitter https://twitter.com/alcafe_ogikubo ◆Facebook 荻窪アルカフェ https://twitter.com/alcafe_ogikubo ◆Facebook 佐々木典子(檀上) https://ww

つれづれ

こんなハルモさんは嫌だ〜リア王篇〜

〈Introduction〉 来る9月5日にアルカフェにて開催予定のハルモ生誕祭に向けて寄稿しました。てへ。9/5(水)第40回ハルモ生誕祭「2度めの成人式」 https://www.facebook.com/events/2048678771883609/〈予告編〉 コマデリアに求婚するため隣国から訪問した…

<2018年上半期・成果と反省> 【私】

いいこともさうでないこともしみじみとする四十路かな。音楽的にはめっちゃ充実!!!★自身の鍛錬の場を継続して、がむばる (バンド)アイランズ、じゅま、ガールフレンズβ、Iroha (団体)アルカフェ・クワイア、E.S.P.、小田原木曜会、そなーれポップスコア…

【医療費 2017】

昨年と打って変わって平和。J氏の分は申告確認のみ。たいしたことない(笑) わたし個人も前年3割減。お医者さんのお世話にさほどならずにすみました。ほっ健康だけはオカネでは買えないものと思っとります。健康だいいち。歌とお酒はそのつぎ。

通勤快読

「あのひとたちの背中」- 著者が熱望した、第一線を走り続ける巨人との対談集。伊集院静、浦沢直樹、山田太一、赤川次郎他。対談とドキュメンタリーの交互形式は珍しい。各人で一冊に纏まる評伝レベルである。伊集院静「でく」、赤川次郎「プロメテウスの乙…

休日快読

穂村弘「もしもし。運命の人ですか。」- もうすぐ春ですね。恋をしてみませんか。恋愛狂想曲の季節を横目にしつつ、ヘタレ切れ口鋭い著者の言葉は、平成の恋愛論として悩める老若男女に推薦したい。選ぶ自由が多すぎて悩める時代に、穂村弘の感性は合ってい…

通勤快読

穂村弘「野良猫を尊敬した日」- 星野源の演奏ではなく著作が好きなやうに、穂村弘の短歌ではなく散文が好き。短歌を味わうにはマイ脳味噌の早送り機能が高すぎて(汗)。穂村弘には「ある視点」賞が相応しい。読者の心の在り様によって無数に拡がるプリズム…

医療費 2016

悪いことは今年のうちに書いておこう。なんと。2人合計。 前年比702%!!!!!!!!!個人前年比、 J氏、2659%(なんやその数値) だん、161%(大腸内視鏡受けたから)今年は医療費2割減目標だったのに どえらいことになりました。 来年は、、なにもなければ…

通勤快読

星野源「そして生活はつづく」- 逃げ恥、恋など世は星野源ブーム。だが、著作からブームに巻き込まれるとは思わず。生活力の低い筆者が生活をおもしろくするために綴るエッセイ。と書くと全然面白くなさげだが「ばかはつづく」から読んでみて。まっすぐな子…

通勤快読

北村薫「遠い唇」- 待望の新刊短編集。ほろりからくすりまで、笑いと優しさに包まれている。今回は「パトラッシュ」の美術館広報が感じる職業観(ナイアガラ案内の比喩)に共感。鬱蒼とした林を抜け眼前に広がる瀑布を見た時の表情。その表情を見たいために…

J氏、本日退院

J氏、本日無事に退院しました。来月またCTありますけど、漢方薬3週間処方のみ。転倒に注意すれば生活に支障は無いさうです。 復帰第1弾は明日のアルカフェ・クワイア、野外合唱コンサート@上野の東京文化会館横です。11時40分からと12時40分からの2回。 元気…

通勤快読

舞城王太郎「深夜百太郎 入口」- 最近サボってたがアウトプット用に通勤快読を再開。すみません何故か万城目学と勘違いしてました。出口と2冊セットで百物語。奇妙な味、ラノベ・ファンタジー、遠野物語がミックスされた風味で、意外に怖くない。不条理もむ…

【お盆三題】

お盆が近くなると、心がざわざわするのか、よく夢を見ます。 過去最大怖かったのは、夜毎に距離が近くなる八尺様みたいな女とかですが、 それ以外にも天狗みたいに山に登ったり、のうみその働きが普段と異なるのを感じます。さて、今年は以下の三題です。【…

通勤快読

近藤史恵「スティグマータ」- のうみそはツール・ド・フランス!大好きな自転車ロードレース・シリーズ最新刊を夢中で読んでおります。過去作も全部読み返したい。負けを凌ぐ生き方はダンディズムに通ず。光と闇の世界へようこそ。シリーズといっても単独で…

通勤快読

小国 綾子「?(疑問符)が!(感嘆符)に変わるとき―新聞記者、ワクワクする」- 思い浮かんだのは、著者の真っ直ぐな瞳。“たまたま”新聞記者となり出産、渡米、再就職。常に書く原動力となったのは、この瞳ではないか。“ハマるなう”合唱へのまなざしも、眩しいく…

休日快読

高須克哉・西原理恵子「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲 」- なんだ漫画だけじゃないのか。読前、一瞬でもさう思ってごめんなす。高須文、おもろい!平易な文章で自分史&サイバラとの関係を語るが、生き様は誠実。地球の裏側から同胞を見つけた喜びに溢れた…

休日快読

休日快読。柴田よしき「風のベーコンサンド」- 高原カフェ経営1年生の細腕繁盛記。フード描写がカフェスタイルに凝り倒した分、ひとり営業の現実味は薄い。が、それゆえに「素人のままで、達人になりなさい」という巻末の言葉に説得力が生じる。背伸びしな…

通勤快読

近藤史恵「スーツケースの半分は」- まず表紙に惹かれた。澄んだ青空色の革張スーツケース。これを手に旅に出ると、幸せがやってくる。主体交代によるバトンリレー連作だが、持ち主を巡る謎解きも含まれる。持ち主が明らかになると青色は幾層にも深い碧色に…

通勤快読

山崎豊子「2つの祖国」- 20年ぶりの再読。戦中戦後における日系二世の愛と軌跡を描く。悲劇の主人公に実在モデルがいたとは!やりきれない衝撃ラストに合点がいく。対立項にはボーダーが存在することを忘れてはならない。それにしても1年間放映したNHK…

【西光寺】テレ東にうつるらしいです

さっき住職から電話がありました。 2月15日(日)23時58分〜 テレビ東京「その話…諸説アリ」 http://www.tv-tokyo.co.jp/shosetsu-ari/この番組を録画してほしいとのこと。ああ、実家はテレビ大阪うつらないからなあ。 何で?と聞くと、本堂を撮影したとのこ…

来迎山西光寺FB開設

思い立ったが吉日。といふことで、西光寺次女の檀上典子(現在は佐々木典子)です。生家である西光寺のFacebookページを開設しました。基本情報は本元のwebをご覧いただければと思いますが、最新情報や歳事記など、遠隔ながら記録していこうと思います。どう…

医療費 2015

年をまたいでしまったが、昨年度の医療費は前年比横ばい。 個人前年比、J氏は73%、わたしは111%。 健康度はJ氏の勝ちである。今年は医療費2割減目指したい。

通勤快読

北村薫「中野のお父さん」- 近著「太宰治の辞書」で円紫シリーズが了となり寂しくなったが、今度は父と娘である。文芸書編集者の娘と国語教師のお父さんとのふわり会話をベースに、近代文学史のちょっとした謎解きを愉しむ。しばらく女性主人公は単発が続い…

通勤快読

小池真理子「怪談」- 怪談といふよりは幻想小説に近い。あわい(間)のぼかし方が巧み。「命日」「墓地を見下ろす家」などとビビッドな恐怖に比べると、パステル画のやうに淡いが、山田太一「異人たちとの夏」にも通じる冥さだ。そしてどこか筆間から漏れる…

休日快読

休日快読「太宰治の辞書」北村薫-20年に渡る円紫シリーズの最新作。女子大生「私」と新進気鋭の落語家、円紫さんとのミステリーだが、今作は「私」の太宰治の読書探求が主なデーマ。芥川、三島、朔太郎と文学史を旅しつつ通奏低音となる太宰の呟きに似たワー…

通勤快読

沢木耕太郎「キャパへの追走」- 2年前に上梓された「キャパの十字架」の姉妹編かと思へば、こちらが先行企画らしい。十字架が長編なら、追走は連作集。キャパの作品そして人生をトレースするように、筆者作品を並列するのは興味深い。追想でなく追走がいかに…

通勤快読

ちくま文学全集:稲垣足穂「一千一秒物語」- 1923年に書かれたとは思えないくらいに新しい。金平糖を散りばめたやうなショート・フィルムの集合体。クラフト・エヴィング商會の装丁が似合うくらいにモダンだ。澁澤龍彦が一番星なら、稲垣足穂はお月様そのもの…

医療費 2014

佐々木家の医療費 2014は前年比56%でした。ぱちぱち。だがしかし!J氏522% だん41%J氏の年明け事故が要因だす。無病息災なむなむ

通勤快読

水野敬也「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」- もしドラより先にゆる啓蒙書としてベストセラーになったシリーズ3作目。サブキャラが前作知識を要求するものの、リアル説教よりは素直に入る金言集かと。何せ下品なおっさんゾウの教へだすから(…

通勤快読

沢木耕太郎「波の音が消えるまで」- バッグパッカー若者のバイブル「深夜特急」の著者が、20年の時を経て再び香港マカオ篇にフォーカスした小説上下巻。香港中国返還前夜、マカオ・カジノの熱狂から始まる物語の終着点は。死を前にした老人から託された言葉…

通勤快読

よしながふみ「きのう何食べた」- 男子カップルの料理に纏わるささやかな日常。今回も涙腺ゆるくなる箇所あり。シロさんとケンジには穏やかな老夫婦生活を送ってほしいものだと思ふ。またそれを範としたいと思ふのであった。食卓の数だけ愛がある!(笑)実…