2015-05-11 通勤快読 つれづれ ちくま文学全集:稲垣足穂「一千一秒物語」- 1923年に書かれたとは思えないくらいに新しい。金平糖を散りばめたやうなショート・フィルムの集合体。クラフト・エヴィング商會の装丁が似合うくらいにモダンだ。澁澤龍彦が一番星なら、稲垣足穂はお月様そのもの。魔道の先達たるやかくも。