開店躁だん

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父のテープ

きのふのパフォーマー・エクスプレスで、実父、西光寺住職のお話テープを流しました。
内容はざっくり言うと、「あちらの世界はある」といふ新倉イワオさん(from あなたの知らない世界)解説のやうな
ものです。今年の正月帰省したときに、怪談イベントで怖がる方がいるから、、と録音お願いしていたのでした。

色々悩んで、結局休憩の間ラジオトーク感覚で流すことにしました。聞いているやうな、聞いていないやうな
雑空間でしたが、後から色んな方から好評のコメントを頂き、有難く思ふと共に
改めて、寺に生まれ育ったことについて思いを馳せました。

子供の頃はよく同級生に「家にお墓あって怖くない?」とよく聞かれました。昔は怖くなかったですが、今は帰省したら怖いです(笑)。無縁仏さまも水子地蔵さまも今となっては怖いですが、それでも怖さの中に“守り”みたいなことも感じます。
ご本尊さまは昔も今も有難いですし、守られている、守られていない、恐怖とはこの感情の往復ではないかと思ったりします。親についていってもらうお便所は怖さの中に守られている安心もありました(いつもついていってもらったワケではないW)

父が「家の中は怖くない」といった言葉が長年理解できませんでしたが(こんな商売やってて何が怖くないのか、くわ!)、
今は少し判る気がします。「家の中は(自分が守っているから)怖くないんだよ」と言いたかったのでしょう。
住職を成人前から引き受けていた父のことです。見ずとも感じずともあちらの世界を意識して勤行してきた住職です。
今回のテープはやっぱり流して良かったなと思います。潤哉は「そういうことならデータ化を」と言ってくれました。

80歳を超えて現役の父です。会いにいけずとも電話しようと思います。ありがとうと。