開店躁だん

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木曜会へのラブレタア

栗原寛が木曜会に愛される理由〜20代から80代まで〜

小田原木曜会のみなさま

佐々木典子です。いつも皆様と楽しく歌わせて頂き有難うございます。

8月の強化練習に先立ち、金曜日は合唱団ひぐらしの練習にお邪魔してきました。短期間でふたつの団体を体験できたので、その印象も踏まえつつ、木曜会への私の気持ちを言葉にしてみますね。

ひぐらしはコンクール課題曲を仕込んでいる最中です。指揮者不在につき、練責のひとりでもある原田君が指導していました。今、TBSで『表参道高校合唱部!』というドラマが放映されていますが、原田君はまさにドラマの顧問指揮者そのもの(イケメンかどうかはさておき)。歯切れよくメリハリ&テンポ感があるトークと進行で、退屈しない、させない2時間でした。パートを交換したりベースを全員で歌うなど、立体的なアイデアを持ち込んでいるので、脳トレ効果もありそうです。

そして小田原木曜会。栗原先生は、とにかく場の温度を上げるのが上手い!!笑いが絶えない。でも、締める所はきっちり締める。これだけ笑顔が溢れる練習も珍しいのではないかと、前々日のひぐらし体験を振り返り考えました。ひぐらしにも木曜会にも共通するのは、音楽に真摯に向き合う姿勢ですが、姿勢の表出方が違ってて興味深いです。スポーツに例えるなら、ひぐらしは柔道、木曜会はテニス。木曜会はソフト・イメージです。その理由は“笑い”にあるのかなと思います。そういえば栗原先生って、いつも笑ってますよね(怒っている時は顔に出る方だと思います笑)。

栗原先生の指導は、現象としての木曜会の音にとてもリンクしていると思います。木曜会の皆さんが心から笑って、楽しんで、真摯に向き合う音を見つめて、それをもっともっと、お客様に届く効果が生まれるように膨らませていく。そんな指揮者だと思います。

個人的には、田中達也先生と木曜会との相性の良さを改めて実感しました。『麦の唄』は思わず泣きそうになりました。ちなみに潤哉もこんなことを言っています。[以下潤哉ツイッター:昨日某所で歌った中島みゆき『麦の唄』の混声アレンジ(田中達也)。歌いながら泣けてきてやばかった。この曲がここまで合唱に向いていたとは。複数世代を束ねる歌として胸に迫るものがある。アレンジも素晴らしい!]

この感動は、複数世代つまり20代から80代まで所属する木曜会が持つ熱度とパワーがあってこそだと思います。そして20代から80代までに愛される栗原先生が持つ“笑い=楽しさ”が木曜会に浸透していること。これこそ佐々木家を惹きつける最大の理由ではないかと思います。「楽しくなければ歌じゃない」さすがです。

一方、潤哉がよく口にする言葉は「一度しか聴かれない」です。お客様は一度しか聴かない。そして私達も一度しか歌わないかもしれない。通り過ぎられていく音として、その場の良い空気感を木曜会の皆様と共有できれば、この上ない幸せです。(でも田中達也作品は何回だって歌いたいです笑)

では本番どうぞよろしくお願いいたします。まだ暑い日が続きますが、皆様ご体調などどうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。たくさんの笑顔にまたお会いできますことを!

2015年8月17日
木曜会が大好きな佐々木典子