開店躁だん

荻窪アルカフェの店主だん@佐々木典子です。◆アルカフェYouTubeチャンネル https://goo.gl/ZPrzvv ◆アルカフェE-mail dan@alcafe.deca.jp◆アルカフェWEB http://alcafe.deca.jp ◆Twitter https://twitter.com/alcafe_ogikubo ◆Facebook 荻窪アルカフェ https://twitter.com/alcafe_ogikubo ◆Facebook 佐々木典子(檀上) https://ww

【作詞作曲覚書】inori

f:id:dannori:20211221161849j:plain




初演動画
【20211219alcafesta】
https://youtu.be/euUYjTp_z94?t=324

inori
作詞作曲 佐々木典子

(語り)
今年生まれた星のこと
今年流れた星のこと
全てを包む夜がある

(歌)

ちいさな両手でそっと包んだ
もっとちいさな手
ようこそ僕のうちへ来たね
かわいいお姫さま

身体に馴染んだ仕事着で
真新しい靴を履き
旅に出たの その婦人は
優しくほほえんだ

生まれる星と 流れゆく星を
同じ空の下 夜が包み込む

星明かりの下で歌う
美しいことば
祈りの声 空へ

ホザンナ ホザンナ

Merry Christmas and A Happy New Year

Aメロのみ曲先です。Bからは同時進行だったかな。最近は、配達で自転車はしらせてると曲がでけたりするのですが、これもそのひとつです。
Aメロだけだいぶ前にできてました。私の曲はどうも複雑な構造だったりするので、たまにはシンプルな曲を書きたい!と思い、讃美歌や子守唄のやうな
イメージでAメロをつくりました。Bメロは作詞内容を考えたら浮かびました。

語りの部分は、作詞創作メモまんまです。そのまま作詞を書き出す時もあれば、創作メモから作ることもあります。
例えば「世界線を名づけるもの」なら、創作メモは「感情コストゼロ・推し活とは自ら好んで入る迷宮なのだ」といった感じです(笑)

短歌曲「ユニゾンの音」を作ったときに、短歌朗読から曲に入るのですが、このパターンは「語り」で活かせるのではないかと思いました。
流れ星って綺麗ですけど、星が滅亡するときの光景なんだすよね。昔、竹宮恵子の「地球へ…」を読んだとき、ある惑星の滅亡が描かれていて
とてもショックだったことを覚えています。星が生まれることもあれば流れることもある。そのすべてを包み込むのが宇宙であり、私たちの営みなのではないか。

年の終わり近くになると、少しだけ祈りたい気持ちになります。別に宗教的な気持ちでなくても、誰かのために祝ったり(15周年はありがたうございました!)
そして、悼んだり。さういう‘祈り’について考えながら作った作品です。年の終わりにしか歌えない内容ですが、みなさんの心に少しでも残ってくださったなら
作り手としてこれほど嬉しいことはありません(アフターにみなさんから頂いたお言葉、とっても嬉しかったです)。

さうさう。なぜローマ字(小文字なんです)にしたかといふと、漢字より語感が伝わるかなと。英語ではprayerですが、あえて日本語のローマ字表記にしたかった。
美しい言葉だと思います。そして自分の名前も少し入ってる。てへ