開店躁だん

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つれづれ

通勤快読

坂東眞砂子「恍惚」- 「山妣」「蛇鏡」など、グレートマザーをテーマとしてきた著者久々の短編集。元相方である外国男性との共同創作とのことだが、視点は女性から見たエロス。これは相方ならずとも草食男子はドン引きするかと(^^;女のエロは怖いのよwジャ…

通勤快読

松岡正剛「17歳のための世界と日本の見方」- 大学講義を第5講まで編纂したもの。世界と日本の文化思想史=“人間文化”を雑談交じりの平易口調で解き明かす。“関係”をキーワードとした観点は興味深い。暗記の要がなくなった大人が読まないのは、もったいな…

通勤快読

近藤史恵「賢者はベンチで思索する」- ホント、この方は犬好きだすなあ。ライトノベル風文章なので、往路で3分の1読了。犬好き&ちょっと気持ちがお疲れなアナタにオススメ。でも「サクリファイス」「エデン」「サヴァイヴ」みたいなハード系も読みたい。。

通勤快読

坂東眞砂子「天狗小僧魔境異聞」- 最近デビルマン読んだせいか、割りとシンクロする。主人公らしき異能持主小天狗は今のところ狂言回しなので、魔界見聞録の「新・デビルマン」に匹敵するか。そういやデビルマン創作秘話も豪ちゃん目下執筆ちう。買うほどの…

通勤快読

南條範夫「廃城奇譚」- 城はロマンだ!特に廃城はっ!姫路など有名城話を集めた「古城物語」とは別に、城址すらない元?城の興亡を、郷土史家よろしく資料から綿密に攻める構図は、清張ばりの粘り強さ。風太郎の定期復刻と同じくらい評価されてもいいのにな…

通勤快読

向田邦子「思い出トランプ」- 新潮文庫400円の中に広がる向田ワールドは、今読んでも古びず瑞々しい。文章読本の手本になりさうな筆技。脚本家ならではの視覚に訴える描写。映像表現者を捉える理由も分かるわ〜。直木賞なかまでは、浅田、重松両氏に向田DNA…

通勤快読

浅田次郎「夕映え天使」- 毎度のお定まりパターンなのに、何故かいつも最終ページで泣かされる。落語のやうな芸だと思ふ。浅田屋!(ん?これは歌舞伎か)こないだ床屋で読んだ産経に向田邦子の作品が紹介されていて、再読したくなったけど、家捜ししてもど…

通勤快読

新潮編「Mystery Seller」- Story Sellerシリーズ。このシリーズはとにかく読み出したら止まらない。昨夜もふとんの中で3作品読んでしまった。どれも続きが気になるので、飛ばし読みしてしまうのが難点か。今のところ、冒頭の島田荘司が群を抜いてるかな。。

おひさびさ通勤快読

伊集院静「大人の流儀・2」 - 実際に周囲にいたら大変かもしれないが(笑)いまどき見かけなくなった、希少価値高い頑固ジジである。立派!読書拾遺。「ザ・ベストテン」- 名ディレクターかつプロデューサーによる回顧録。巻末の全放送ランキングだけで1時…

あわただ史記

タイトルは清水義範さんから引用〜。1月も後半戦。前半がお正月明けから怒涛だったので、仕事以外を小まとめ。・春こん抽選会。M下さんの演説がおもろかった。よほど今までのがナニだったのか、明るく楽しくが新機軸らしい。3/4(日)アイランズ出演よてい…

2011年医療費

今年の医療費を計算。どきどき。 パンパカパーン! 2人で¥40.090- やった!前年比44%!健康だいいち。 しかし年を追うごとに健康になっていくのは、やはりのうみそから変な物質が出ているからだらうか。。

通勤快読

にわか怪談熱。福澤徹三「怪談歳時記」- 十二ヶ月の年中行事などを題材とした創作怪談。実話系よりソフト。古来の伝統行事と現代的な都市伝説がミックスされ、日本人の持つ‘畏れ’をそこはかとなく感じさせる。ちょっと阿刀田高風でもあり。

通勤快読

加門七海「怪のはなし」- こわいやう。こわい本読むときの、3ない運動。1.夜よまない 2.雨の日よまない 3.ひとりでよまない。これさえ守ればオケ!

冬の読書

冬になると時代小説が読みたくなる。今年は菊池寛が読みたい。ちくま文学以外で気の利いた文庫本はないかなあ。全集とかみんな重いし読みづらいんだもん。あと、菊池寛と松本清張って同じにほひがすると思ふ。人間の暗部にスポットを当てても読後感が重くな…

さらば、きのふまでのおれ。不惑はこうだ!不惑めし初体験→「ラーメン1杯に約6 億匹のミドリムシが!」 栄養満点のミドリムシ入りラーメン「みどりラーメン」http://www.dfc.ne.jp/memberinfoblog/2011/07/6.html

通勤快読

おともだちが作ってくれた算命学の結果表。どうやら天中殺の女であることが判明。はわわわ。宿命二中殺といふらしい。えーと普通でなくて親元離れて芸術面でやっていくと。この解釈でオッケーか?まあそうしとこう。これからもユニイクな店アルカフェをどう…

通勤快読

「おくりびと 第二章」小山薫堂原作-舞台の脚本をノベライズしたらしく、さくさく読める。「おくりびと」七年ののち。第一作は把握しておいた方が良さそう。舞台よりはTVドラマ向きか。それにしても「おくりびと」自体、過去作となってしまったね。「アン…

通勤快読

近藤史恵「三つの名を持つ犬」- 女性モノローグで進行するミステリ手法は、柴田よしきを連想させるが、よりソフトな雰囲気になるのは、“犬”がテーマだからか。主人公より犬の行く末が気になる(笑)

通勤快読

ヤングマガジン(講談社)- 電車の棚で拾いました。「カイジ」話のドギツサと絵のXXな所が「ナニワ金融道」を彷彿させる。先日映画も観たが、舞台で映える藤原竜也くんがハマっていた(インシテミルよりGOOD)。「頭文字D」大御所7ページ。え!こんだけ??画…

通勤快読

吉田太一「遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い」- さだ著「アントキノイノチ」のモデルとなった会社キーパーズ社長の実録コラム。ハードな仕事をソフトなお人柄が包み込む。「おくりびと」「アントキ..」は主人公の職業自立と心の成長がテーマだ…

通勤快読

「10ラブ・ストーリーズ」林真理子編。珍しく恋愛小説アンロソなのだ。秋だからおセンチなのだ。古典ともいふべき名作ずらりだが、やはり岡本かの子がズバ抜けて好きだ。「おもしろうて やがてかなしき」雰囲気が染み渡る「老妓抄」

通勤快読

藤本ひとみ「聖戦ヴァンデ」- ほぼ15年ぶりの再読。ちきりんさんのインプット/アウトプット論と照合しつつ、革命演説を読むと面白い。サン・ジュストの演説。前半インプット(情報)→後半アウトプット(分析→主張)。後半部分だけ先輩にメモさせる(笑)ア…

近江屋洋菓子店

けふはパン嫌いなJ氏がいないので、念願の近江屋洋菓子店に行きました。店内入ったら、昔のおうち訪問のやうな独特のかほり。これぞレトロ・クラシック(おトイレはなんと和式!)グラタンパンとピロシキ2個買って、イートイン。追加料金500円ちょいで肉ゴ…

1呑み=3書物

けふも書原本店で大量に買っちゃったよ〜。まあ呑み代1回分と思へばいいのだすが。サワコー(沢木耕太郎)の新エッセイ。宮崎駿の児童文学読書案内。日本の音(画集)。とにかく枕元に置いて頑張って読む(そして積読へ、いや枕読?)

通勤快読

日本エッセイスト・クラブ編「美女という災難」- わたしが買ったんじゃないよ。J氏だよ。といふ言い訳はさておき。2008年のベスト・エッセイ・アンロソ。会社員、主婦など、文筆業ではない方の文章が意外に面白い。年配層が厚いので、エッセイに必須な“風流…

通勤快読

中山七里「おやすみラフマニノフ」- 手をつけてからなかなか読み進まず。半分近くで各駅停車から快速へ。少女漫画風の甘さがあるのも、芸術分野だと、のだめ功績からかナチュラルに。筆者イメエジはバタくさいのだらうが、岬先生は東儀秀樹のイメエジなんよ…

通勤快読

岡本綺堂「江戸の思い出」- 随筆拾遺かと思っていたら、青蛙堂レベルの奇妙な話も。これはまさに拾い物だすわ。しかし、高尾山の琵琶滝に打たれるとキ○ガイが治るといふギョーテン伝説も。昔のお話はおおらかすぐる(^^;

通勤快読

近藤史恵「アンハッピードッグズ」- 絶賛追っかけちうの近藤史恵。最近は歌舞伎ミステリも読了したけど、こちらはパリが舞台。「ポンヌフの恋人」的ロマンティック・ムードだが、展開はいかに。それにしても、近藤さん。柴田よしきや乃南アサ好きにはおすす…

通勤快読

藤本ひとみ「幕末銃姫伝」- 「天狗の剣」に次ぐ会津幕末物。フランス歴史物に比べると華やかさに欠けるものの、自ずから運命を切り開く主人公像は前作と変わらず。幕末物はどうしても後半が畳み掛けやっつけになりがちなので、そうでないといいなあ。。通勤…

映画と蕎麦

3連休。隣は何をするひとぞ。 といふわけで、3連休最終日はのんびりと自宅で映画を観て近所の蕎麦屋に行きました。 しかし! 「かもめ食堂」「めがね」と同じモードを期待していた 「マザーウォーター」には正直がっかり。。 アラフォー女子のための環境映…