開店躁だん

荻窪アルカフェの店主だん@佐々木典子です。◆アルカフェYouTubeチャンネル https://goo.gl/ZPrzvv ◆アルカフェE-mail dan@alcafe.deca.jp◆アルカフェWEB http://alcafe.deca.jp ◆Twitter https://twitter.com/alcafe_ogikubo ◆Facebook 荻窪アルカフェ https://twitter.com/alcafe_ogikubo ◆Facebook 佐々木典子(檀上) https://ww

つれづれ

通勤快読

よしながふみ「きのう何食べた」- カップルの食生活を淡々と描く漫画だが、料理と同じく繊細な心理描写が光る。珍しくヘビーな当巻は、ほろしょっぱい涙塩味。「料理」から見える理想のパートナーシップに今回もほっこりとさせられだ。男×男だって?そんなこ…

通勤快読

朝日新聞連載版「天才柳沢教授 孫・華子との生活 special short short」山下和美 - モーニング長期連載漫画が朝日新聞に出張してたとは!毎回9Pオールカラー。健やかなこども視点に心洗われたりハッとさせられたり。図らずも落涙数回。子育て予定の友人に贈…

通勤快読

岡本かの子「老妓抄」- 円熟味を感じさせる短編集。おそらく最も有名な「鮨」は、斜陽族の追想として幼き日々が一層輝きを増す。陰多くして光濃く。「年々わが悲しみは深くして いよよ華やぐいのちなりけり」けだし至言、年々味わい深い。

龜亭初来店レポ

さて、きのふは思い立って音楽人KEIさんのOPENされたばかりの新橋龜亭におじゃましました。雑居ビルの階段を上がって2階つきあたり入口には、カメさんが鎮座しています。おこんばんは。田舎のおばあちゃんちのやうな木製の懐かしい扉を開けると、まず目に入…

通勤快読

東雅夫編「幻想文学入門」- ちくま新シリーズ全3巻うち小説2巻のガイド本。識者エッセイに編者レクチャーを挟むスタイル。市民大学のようなライト感覚で体系的に案内。編者原点が「怪奇小説傑作線」平山呈一編、「暗黒のメルヘン」渋澤龍彦編、そして「墓…

通勤快読

「阿川佐和子の世界一受けたい授業」-ベストセラー「聞く力」の実践編。週間文春より人気対談のベスト版。小澤征爾、塩野七生、河合隼雄など時代のキーパーソンを眺めるだけでも楽しいが、聞く力とは柔の道。女子高生コスで首を傾げるサワコちゃんの愛嬌はイ…

日刊ゲンダイに載りましたv

けふ発売の日刊ゲンダイについに阿佐ヶ谷有志飲み会(こまみゆ&Iroha&お客さま)写真が掲載されました! この面子で12/15(土昼)アルカフェ・ジョイント・ライブやります〜 ゲンダイ入手元はこまき先生。さんくすです〜

通勤快読

伊集院静「悩むが花」- 週間文春連載の人生相談をテーマ別に纏めたもの。サイバラさんの「生きる悪知恵」と同じにほひを感じる。さすがおけら先生、雑草のやうな逞しさ。抱腹絶倒元気が出る人生相談。けふの響言「生きることは働くこと。働くことは誰かのた…

日刊ゲンダイにはまだ載ってませんでしたが、 10/27(土)店行く前の寸暇打ち上げ写真、 阿佐ヶ谷麦酒道場ブログに写真掲載されてます! http://asagayabeer.blogspot.jp/

非推薦図書

上村一夫「悪の華」700ページ深夜に一挙読了。半端なエロを期待したら火傷する。サブカルがPOPでなかった時代、死とエロスにタマ張ってた大人たちの必殺仕事が時を超えて復刻。人肌のような黒ビロード表紙。凄惨なまでの女たちの美しさ。まんだらけの心意気…

通勤快読

水木しげる「ちゃんと食えば、幸せになる」朝からほっこり。しあはせ三兄弟。兄92歳、しげる90歳、弟88歳。寝たきりゼロ。兄はスイミングクラブに通う!

通勤快読

内田樹「疲れすぎて眠れぬ夜のために」- 第1章「心耳をすます」では深更瞬く間に入眠。電車の中で第2章「働くことに疲れたら」を試してみたら、一転ライン引きページ端織り、目が冴える。直感的にやってることを理知の言葉で後押ししてくれる。べきでも癒…

通勤快読

「ミュジコフィリア」さそうあきら - 京都の音楽大学を舞台とした、さそう流・現代音楽入門。周囲にあさひ作曲賞の知人とかいるので、つい重ねてしまう(笑)京都の自然とのアンサンブルが想像力をかきたてる。しかし、「反骨の人」がいつも出てくるのが、や…

通勤快読

「怪物はささやく」パトリック・ネス - 課題推薦図書(中学生の部)。きのふ寝しなに読み出したら止まらず。両親の離婚、苛め、母の闘病と、過酷なまでのストレスに晒された13歳の心象風景かくも。ゴシック風イラストが素晴らしい。少年の精神分析はさておき…

通勤快読

「はかぼんさん - 空蝉風土記 -」さだまさし - 「アントキノイノチ」以降の小説になるのかな。第一話の舞台、京都を筆頭に、金沢、信州と、土地に纏わる伝承を題材にした連作集。何百年と受け継がれた人の念が、どこか懐かしく、そして怖い。背筋が冷やりと…

通勤快速

「ホテル・ピーベリー」近藤史恵 - 「サクリファイス」で名を馳せたミステリ作家の近著。ハワイ島のホテルが舞台だが、この筆者らしい、孤独とストイシズムが全体を彩る。密室ミステリの側面も。「ここではない、どこか」という動機の行き着く先は。旅の意味…

通勤快読

「うたう百物語」佐藤弓生 - 周囲がにわか短歌めいているところ、たまたま見つけて購入。オムニバス短歌と筆者掌篇のコラボ。珍しいところでは、森鷗外、芥川龍之介、中島敦といった文豪から夢野久作、栗本薫などのレア物まで。先に掌編から読むのがお勧め。…

電子書籍にハマる

きっかけはたまたま見かけたケータイ小説のやうな小説だった。 増量無料サンプル200ページに引っかかったカモです。 ↓ http://www.papy.co.jp/act/page/topics/b_sample.htm「日本終了」 http://www.papy.co.jp/sc/list/credit4/_xvzL3L2qzrs 超SF巨匠の名作…

きのふ寝ながらひとりで岩井志麻子 「現代百物語」の最新巻を読了。夜中ふと目覚めたら、タンスの上に紫のワンピース着た女がよつんばいで乗っていた。ぎょぎょぎょと思ったけど、よく考えたら、サイバラ画伯が帯に描いたイラスト、破壊神しまんこだった。ほ…

「坂道のアポロン」全9巻読了。

のだめのジャズ盤(あえてこっちの字笑)と思って読み始めたが、読み終わったらハチクロだった。青春胸キュンあまずっぱい!アニメより先に原作読めて良かったと個人的には思います。(きのふ初めて5話から観た)みなさんはいかがだしたかな?原作の小玉ユ…

とりあへず保存記録としてあげときます。

ぼくの予想第1弾: 1位 K 大島優子 2位 B 柏木由紀 3位 B 渡辺麻友 4位 A 小嶋陽菜 5位 A 篠田麻里子 6位 A 高橋みなみ 7位 A 指原莉乃 8位 K 板野友美 ぼくの予想最終版(速報後): 1位 大島優子 2位 渡辺麻友 3位 柏木由紀 4位 高橋みなみ 5位 指原莉乃 …

勝手に予想最終版「第4回AKB48選抜総選挙」(2012)

最終予想: 1位 大島優子 2位 渡辺麻友 3位 柏木由紀 4位 高橋みなみ 5位 指原莉乃 6位 松井玲奈 7位 篠田麻里子 8位 板野友美速報からひっくり返ることもあるので、自分読み筋は上記のとおり。渡辺麻友の起爆的潜在能力は結構すごいと思ふ。天性のアイドル…

資生堂「リバイタル グラナス」使用感想

リビングの仕事にはたまにサンプル配布やアンケートもあります。今回は資生堂ファンデとスキンケアについて。30〜40代おともだち2人に配布指令もあったので、Irohaの2人のに渡し。こないだの本番で使ってみたところ、M嬢も使ってたとか(笑)。でも同…

勝手に予想「第4回AKB48選抜総選挙」

1位 K 大島優子 2位 B 柏木由紀 3位 B 渡辺麻友 4位 A 小嶋陽菜 5位 A 篠田麻里子 6位 A 高橋みなみ 7位 A 指原莉乃 8位 K 板野友美 「第3回AKB48選抜総選挙」http://akb48matome.com/archives/51741370.html 1位 139829票 A 前田敦子 (速報:2位 前回:2位…

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「50歳を超えても30歳に見える生き方」南雲吉則 - トライトーン青木氏ご推薦(笑)実はうさんくささを感じながら購入したが、良質な講演会を聴いている印象。理知的かつ平易な文章で、後々雑学トークに生かせそうなネタ満載。安保徹氏とならぶ実践的名著かと…

通勤快読

重松清「哀愁的東京」- 朝から泣かされちゃったよ、重松節。ブックファースト新宿の東京フェアにて発見。上京フレッシャーズにも上京うん十年にも染み渡る。バブルを含む東京風俗風景は今の若いひとには異質に感じるかもしれないが、東京に纏わる孤独と郷愁…

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南條範夫フェアふたたび。「古城物語」-今度は姫路城も出てくる!メジャーどころのお城の血なまぐさ系図をガチ男世界の美学で表現。上杉K信はイ○ポだったといふ仰天仮説も。ゆる歴女よ!今こそ武士道残酷物を(朝からすんまそん)

通勤快読

木内昇「茗荷谷の猫」- 初読の直木賞受賞作家。別に猫小説といふわけではありません。お間違えなきやう。江戸末期から昭和時代の東京を舞台にした連作短編集。正直なところ、第一話で読み止めやうと思ったが、昭和の茫洋とした薄暗さを表現したら突如筆が冴…

その日から1年

きのふは前半は私人として行動。北鎌倉〜鎌倉〜長谷〜極楽寺。神仏習合お遍路→建長寺法要にて神佛キリスト法要に立会い(この行動はあくまで成り行き思いつき)。後半は店にて淡々とショートライブ。おそらく来年も再来年もそんなことをしているのかなあと。…

通勤快読

南條範夫「雪姫伝説」- いつもの武士道残酷カラーはなく、ドギツイのはちょっとといふ方や女性にオススメ。夢枕獏風・伝奇ロマン短編集。マクラが現代語り口もあり、この作者にしては珍しい傾向かと。晩年の作品だからかな。曰く「SF風味」も新しい!