開店躁だん

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たけし、リストラーズ・Rhythm Reflectionアカペラジョイント・ライブ@新宿SUN FACE

さて、承前はmixiの日記より。珍しく分割してみました。荻窪より新宿へ移動。この近くには確かSACT!もあったんじゃないかなあなどと思いつつ、新宿SUN FACEへ。オープン1年そこそこの新しいライブハウスらしい。わっ行列。しかも学生さんらしい人だかり。くるりきびすを返しそうなJ氏をなだめつつ、長蛇の後尾に加わる。いやあ。立ち見ってことになったらどうしやうねえ。でもこれじゃその可能性高いねえなどど、不安になりながら場内へ。げ!やはりスタンディングだ!まあ大変。前列に丸椅子はあるものの、空いているのは、「予約席」と貼り紙した椅子ばかり。こっちも予約しとんじゃ〜!とキレそうになるも、おとなおとなと自分に言い聞かせ、とりあえずビール(一番搾り350ml缶@500円)と、もらいにいく途中、発見

丸椅子あるじゃん!どうやら仕舞い忘れたらしい丸椅子が2脚。これシルバーシートにすっからと、承諾なくおばちゃんは椅子を引っ張り出して座る。カウンター近くでちっちゃくなる。と、知り合いもちらほら来て、若者の周りでちっちゃくなっていた気分もちょいほぐれる。

オープニングアクト。椅子からじゃ若者のケツしか見えんぜよと思っていたら、なんと!有難いことに、TVモニターがあるではあーりませんか。きょうびのライブハウスはハイテクじゃのう。うん見えます見えます。lyra*といふ混成グループ。ベースが随分職人風。フレッシュでいい感じ。ちょっと慣れていないmcも好感度持てますねえ。

1組目。この感じ、何かに似ている。そうだ!COLLECTIONだ〜。何故かMCの度にかかるSE。内輪受け笑い。思わずモニターにテロップ入れんかい!と野次りたくなる。お笑い番組に毒されている、だらMC感。うーん。若くてうまい(と評されるグループ)、みんなこの傾向に流れるんだよなあ。おばちゃん言いたい放題。若さ芸は、女の子なら認めるが、若造といふのは認めたくないのだ。キミたちそれ30超えてやれないから、まあ今のうちに楽しんでおいてください。それと、而立していないコーラスといふのはこういふことなのか。他山の石なむ。

2組目。次のグループも同じ系統なら帰ろうと思ったらしい<J氏。リストラーズ。こう言っては失礼だが、望外に良かった!徹底されたエンタ感。真面目にお笑いやるところは上手いものだと、鯛茶ヅケーズさんを聴いて昔思ったが、あの感じを思い出した。そう。この堂々たるお笑い!芸ってこういふものなのだ!すんばらし。30代から40代大喜び。1組目のとき、おしゃべり声が大きくて、演奏ちうなのでお静かにと思わず言っちゃったカタマリが、今やステージのめりこみ。つぼはまり。MCもバッチリ、フォーメーション、ダンス完璧、コーラスも而立しているし、リード、ベースは言わずもがな。なんだかものすごいパワーをもらった。J氏は「ナウで、ヤングで、イケイケ リストラーズ ポップスVOL.1」CDを即買いしていた。

3組目トリは、たけしさんだった。リアルの超技巧的曲から聴衆のたましひ鷲掴み。女性2人はどっちがどっち歌っているのかほとんど分からんくらい、音域が広いし、フォームが崩れない。コーラス歌手のプロ条件は、2オクターブ半、同じフォームで出せることらしいが(村上京子せんせい)、まさにこのおふたりは条件にぴったり。プロいけますねえ。後で音源聴いて凹むとかおっしゃるくらいの、実力から想像できないマイペース?ぶりだし、見てる地平の違いは認識の違いだよなあ、、もはや同じ土壌といふわけではなく、ただただこれが変わらず10年続いていることに敬意を払わざるを得ない。最初から同じ地平のメンバーだったといふことか。まさに、楽しさの種類が同系メンバーといふことなのかしら。

案外アンコールもなく、爽やかに幕。アフタアにこないだ店にいらっしゃった顔ぶれで呑み行く。店主とお客さんといふ鎧を外して呑むのも、たまにはいいもんだ。新キャラY嬢は、なかなか個性派で良い感じ。Y嬢がアルカフェ・コミュ600人目のお客さんとなったのは、ご承知のたうり。呑み後半はほとんど記憶なく。アカペラな面々ばかりだったから、だいぶディープ酔いだったらしい。翌日は1日使い物にならず。

見える景色見えない景色あっても、隣の芝生に足を踏み入れると、また新しい観点が持てるものだ。とにかく繋いでいくことで、地平は開ける。ふんと刺激になりました。