反復大好き。といふわけでけふも深大寺に行ってきました。合唱リハのため早起きのJ氏に合わせて早出。 早起きは三文の得といふことで、 GWたいそうな人出だしたが、行列はトイレのみで収まりました〜 ほっ
けふのコース: 調布⇒鬼太郎茶屋⇒深大寺⇒深大寺蕎麦⇒神代植物公園⇒深大寺温泉ゆかり⇒調布(天神通り商店街、布多天神社)
けふの戦利品: 遠出しない分、ツッコミました。 たまには豪快さも必要だ。ぬはははは。
・鬼太郎調布ポストカード・セット2種類 ・鬼太郎紙箋2種類(1種類はJ氏へのみやげ) ・鬼太郎キャラ折紙(J氏に折ってもらうため) ・「ゲゲゲの女房」NHKガイドブック ・「水木サンの幸福論」 ・「総員玉砕せよ」 ・「墓場の鬼太郎」全6巻 ・「ゲゲゲの娘 レレレの娘 らららの娘」
おまけ ・「蘆江怪談集」 ・「だめんず・うぉ〜か〜」(16)
けふのつぼ: 深大寺周辺ではみんなNHKの朝連ドラの噂をしていましたが バスの中で後ろのおばあちゃんが、 「あれ、ほら、なんていったっけ、 ゲゲゲのゲタロウ」 と言ったのには、笑い堪えるのに苦労しました。ぷぷぷ。
さて、西永福まで自転車で行って久しぶりの京王線へ。人身事故で遅延。げっ一瞬いやな予想に暗雲たちこめましたが、15分ほどで運転再開。んふー。明大前から調布は急行で1駅。自宅から調布までは30分の距離だといふことが判明しました。へえ。
調布駅。構内には「ゲゲゲの女房」ポスターがたくさん。すっかり調布はゲゲゲの街だすね。よきこと。でも境港の町おこしはブロンズ像が出来た当初は「妖怪で町おこしなんて」といふ反対の声も上がったそうです。調布はそこんとこだいじょぶなのかな。話がそれますが、わたしも長年ゲゲゲファンやってますが、ある時代では、「だんちゃんって変わってるから」といふ目で見られたものでした。いや変わってるのは分かってるのだすが、そこに妖怪毛嫌いのにほひニュアンスも感じたので、悲しくなったのを覚えています。今は堂々と言える、妖怪ファン。時代も明るくなったものです。
さらに話それちゃって恐縮だすが、きのふの戦利品「ゲゲゲの娘 レレレの娘 らららの娘」では、水木せんせいのご長女が手塚作品ファンだったときに、「お父さんの漫画には未来がない。手塚せんせいの漫画には未来がある」と言ったそうです。すごくキツイ表現だすが、ある意味核心をついた名言だとも思いました。水木せんせいの漫画は明らかにアニミズム(精霊信仰)ですもんね。発展も未来もなくていいのです。ぐーぐーぐーでいいのだすよ。右肩上がり信仰が崩れ始めたことも、水木作品再評価に関係するのでしょう。もちろん手塚作品の「火の鳥」「ブラックジャック」などに見られる輪廻観、ヒューマニズムは必ずしも未来を直線的に捉えているのではないと分かりますけどね。やはり「アトム」だけでは手塚作品は計れないだす。
閑話休題。駅を出ると間違って反対の南口に。調布グリーンホールを見上げて、トライトーン・ライブに何度か来たことを思い出しました。あ、調布来たことあるじゃん。初めてと思ってたけど。日差しが強くなってきたので、深大寺までの歩きは断念。すぐさまバスに飛び乗りました。深大寺行きです〜と運転手さんも外に出て言ってくれてるので、分かりやすいだす。観光名所なのだすね。まだ早いからそれほどバスは混んでません。どちらかといへば途中の神代植物公園の方がすでに混雑です。自然観察の方が早起きさんなんでしょう。
終点が深大寺。参道の一番手前には鬼太郎茶屋が。おお!けふは開いている。まずは2Fの妖怪ギャラリーへ。ポストに100円入れて(そう!入場料は100円といふこのココロニクサ)、河童の足跡がペイントされた木の階段を上がっていくと、2Fの展示コーナーに。ふすまののぞき穴や戸棚の中にも妖怪が潜んでいます。たのしー。常設展示は妖怪フィギュアなのですが、今回は「ゲゲゲの女房」にちなんで、昭和コーナーに。ご夫婦のくさったバナナフィギュアなども。テラスは独占状態。緑に囲まれたお座敷空間だす。癒されたところで1Fのショップで件の戦利品一部を購入。表に出ると、ギャルが鬼太郎の顔穴に顔つっこんで記念撮影なども。ほんといろいろ抵抗がなくなったのだと、嬉しい気分。
参道をまっすぐ進み、深大寺へお参り。けふは護摩も焚かれています。きのふは見なかった開山堂にも足を伸ばし、しばし散策。その後、深大寺蕎麦。ちょっと外れた「多聞」といふ蕎麦屋でしたが、アウトドア気分で天ぷら蕎麦と深大寺ビール。深大寺ビールはホッピービバレッジ産、スタウトのなかなか締まった味わい。蕎麦の量が多い!天ぷらも山もりで、これで1300円はお買い得かと。満腹で店を出たら、20人くらいの行列が。ひえぇえ。
腹ごなしと酔いざましに、神代植物公園へ。入場料500円に躊躇してまだ入ったことがありませんでしたが、初入園。広いひろい。菜の花畑や藤棚、つつじ園、ハウスなどをひた歩き。時折ベンチで休んで読書。極上の休日気分。
公園を出たら、ここでも20人〜30人くらいのチケット行列。周囲の蕎麦屋も行列。昼下がりが最もピークらしいです。おそれおののき、深大寺を後にして温泉ゆかりまで歩き。住宅地を歩き、途中迷いそうになりましたが、なんとか到着。ここは黒湯で療養風呂だす。高台の座敷風呂が特等席。周囲の濃い緑を眺めていると、水木せんせいのおっしゃる妖怪がなあんとなく浮かんできそうです。目に見えないけど感ズルものなんだすねえ。サウナと風呂ループを3回廻したところで、ビイルとみそ田楽。ちゃぶ台でくつろぐ。
ここ、ゆかりからは調布行きバスが運行されてます。送迎バスなので無料。調布駅まで戻ったら、歩いて近くの天神通り商店街と布多天神社へ。商店街では鬼太郎キャラが何体か設置されてます。ねこ娘と写真を撮る女の子、ぬり壁と撮る男の子など、親子で楽しんでいる姿を見ては、鬼太郎たちが地域に愛されていることを実感。ただ、ねずみ男が仰臥するのは中華料理屋の前。後ろにダンボールがたくさん突っ込まれてます。この扱われ方はちょっとどうかなーと思いつつ、ねずみ男の衣と同色なので、これはこれでありかなとも(笑)
表の書店に寄って水木本など複数買い。ここは鬼太郎オリジナル・ブックカバーをつけてくれます。わあいわあい。
いったん家に帰って夜はJ氏の合唱本番を鑑賞。すみません、熟睡しました。(いや、J氏の出てる団はちゃんと起きましたよ)。軽く呑んでおとなしく帰る。