home～太古の時代にあった言葉～
作詞：佐々木典子 作曲：大島忠幸
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タダさんSoundcloud
タダさん初披露動画はこちら
https://youtu.be/vT9EFuH2b0U?t=631
1.
明けの明星を 見上げる瞬間
太古の記憶が蘇る
生まれたばかりの 光を頼りに
マンモスの跡を辿るんだ
暁（あかつき）の光 闇を追い払い
一万年もの 時を消す
砂利道を探る 尖った革靴
アタッシュケースが 僕の武器
血糊（ちのり）が乾いた ささくれは
太陽が炙ってくれるだろう
今日も僕は生き残る
「ただいま」と君に言うために
愛や恋や カミサマも
知らない時代に 在る言葉
2.
宵の明星は 移動していった
ジェット機の残影 見送って
僕はただひとり 裏返すように
朝の行程を逆回り
今日はともかくも 命を喰らって
明日の命の糧にする
君が明日を夢見てる横で
僕は昨日を振り返る
血糊（ちのり）が乾いた ささくれを
君には見られたくないんだよ
今日も僕は生き残る
「おかえり」の言葉 抱きしめて
愛や恋や カミサマも
知らない時代に 在る言葉
今日も僕は生き残る
「ただいま」と君に言うために
愛や恋や カミサマも
知らない時代に 在る言葉
***
以下、作詞させて頂いた経緯です。たまたまタダさんがご来店頂いたときに、私の作詞作曲譜を見てもらったり演奏したり、いろいろ遊んで頂いたりしたのですが、
そのあと、タダさんが「だんさんの作詞で余ってるのがあったら、もしくは書いてもらえたら曲をつけたい」と仰ってくれたので、それなら！と書下ろし。結構ささっと書いちゃったかな。
私はもともと、タダさんのオリジナル「銃を鳴らそう」が大好きなのですが（拙二次創作小説？でも使ったｗ）その曲のアフター・ソングとしてイメージしました。
「改札の向こうで待つ人がいなくても」といふフレーズが、その中でも特に好きなんです。
孤独で真剣に、でもちょっと好奇心を以て闘っている青年が、もし、もしも、家族を持つことになり、「改札の向こうで待つ人がいる」やうになった時に、何を思ふのだらうか。
かたや、人が独りでなくなるとき、「アイラブユー」より先にある言葉があったんじゃないか。「月が綺麗ですね」といふ想いを共有する言葉があったんじゃないか。
そういったイメージから詞ができました。家族を持つ青年の、朝から晩までの一日を描いてます。
朝の砂利道は「銃を鳴らそう」でも靴底に引っ掛かる石と繋がりますね。夜の帰り道は、一番星！と思ったらジェット機だった！なんてこともあり、２番に盛り込んでみました（笑）ジェット機は現代の流れ星と思ってもいいんじゃないかしら。ははは。
アニメ「はじめ人間ギャートルズ」のエンディングテーマ「やつらの足音のバラード」みたいなファミリー・ソングにしてみたつもりです。
曲がまたワイルドでカッコいい！タダさん素晴らしい曲をつけてくださり、ありがたございました！
わたしも歌ってみたい（笑）
