最近には珍しくツイッタアがこけてるので、こちらに。お連休中日はひぐらし受付お手伝い→女子会→カラオケ。最終日はくたばって寝たきり廃人。ひたすら引きこもって読書。
近藤史恵「サクリファイス」「エデン」一気読み。前著は短編外伝をたばねる、おおもと本編。後著は続編。ををややこしい。
「サクリファイス」は本屋大賞2位&大藪春彦賞だけあり、平易な文体とスピード感でぐんぐん引き込む。スポーツ小説は細かいルールなど煩瑣になりがちだが、ミステリ作家だけに、うまく仕立てられている。絵が浮かぶ。絶対実現不可能だけど、映画で観てみたいなあ。
「エデン」はミステリ感はやや弱いものの、首尾一貫海外レースといふ、ゴオジャスな仕立て。「サクリファイス」が影なら、「エデン」は光。多分、この2冊で自転車ロードレースの光と影を顕現したかったのだらう。
そして、「サヴァイヴ」に続く。断片だが、より一層味わい深く。