きのふの午後は、とあるところからチケットを入手して、「ナクソス島のアリアドネ」といふオペラを観に行ってきました。二期会といふことで日本人オペラはおひさびさでしたが、日本オペラのテクニック水準の高さに改めて瞠目。みなさま実に質が高い。これで声量がもう1枚あればいふことなし!なのですが、中でも序幕の作曲家(メゾ)と本編のテノール歌手は、声量・存在感で、他役を圧倒していました。プログラムを見たら、おふたかたとも、まだ若く、先ざきが楽しみな方々であります。お話もマイナーながら分かりやすく、演出が洒落ていたので、楽しめました。
序幕の見事さに気をよくして休憩時、ビイルを1杯飲んだのがいけなかったのです。本編中盤で、げげげ。おおおお手水に、、いきたいよぅううう。30分つっぱりがまん。がまん強さが身につきました。死ぬかと思った。美しい音楽だすが早送りしたい欲求にさいなまれながら、時の過ぎるのを待つこと30分。テノールのいい声が膀胱に。。。やうやくカーテンコール。後ろのひとから、(アタマが)前にいきすぎて見えなかったと文句を言われながら、よれよれ御手洗に。なんとも情けないオペラ鑑賞でありました。
そうそう、本オペラのトピック。プリマドンナは佐々木典子!(これほんと)。同姓同名な方が音楽業界でご活躍しているのはよい気分だすね。