ダブルバインドのイメージ？恋島の名所ハートロック（沖縄県）
令和元年の夏、遠くなりにけり。といふことで、きのふ深雪くんがソロライブで歌ってくれたこともあり、作詞覚書を。
楽譜や音源は島林深雪soundcloudにあります。
https://soundcloud.com/miyukisong/
イノシシイテオ・２曲目のオリジナル曲「ダブルバインド～令和元年のサマーデイズ」は、
初作の「何処かにあるカフェ」にいたく感激して（二次元である自分の言葉が、音として三次元の世界に突入した！わあい！）
２曲目は御礼として、深雪くんが歌うことを想定しました。
「何処かにあるカフェ」がミディアム・スローのしっとりとした曲調なので、
２曲目の今作は「明るくファンキーな感じで」とお願いしました。
若くて健康的な男子が元気に歌って映える内容はなんだらうと考えていた時、
漠然とTLに浮かんできた記事を見て、「これだ！！」
下記傾向を説明した内容でした。不謹慎ながらこれを使おうと思いました。
・アセクシャル（無性愛）
他者に恋愛感情や性的欲求を抱かない
・ノンセクシュアル（非性愛）
他者に性的な欲求を抱かない（恋愛感情は抱く）
今気になって調べたら、こんなに沢山の項目がありました。興味ある方はこちらを。
◆セクシュアルマイノリティ、セクマイとは？定義や種類まとめ【「LGBT」とは違う？】
https://jobrainbow.jp/magazine/whatissexualminority
こちらを読んでみたら、自分が何に興味を持ったのか、わかりました。以下引用します。
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「人を好きになること」がかかわってくるセクシュアリティ
7. クワセクシュアル
これは少々定義にばらつきがあるため、誤解のないよう書籍の表現を引用します。
◇自分が感じる魅力のちがいを区別できない人。
例）「私は恋愛感情としてあなたに惹かれているの？……でもただプラトニックかもしれないし……あぁ、友だちになりたいのか、ガールフレンドになりたいのかわからない」
◇自分が魅力を感じているのかわからない人。
例）「これが誰かに性的に魅力を感じているってこと？ そうなの？ ……いや、ちがうような」
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引用おはり。これよこれ！モテの中身は、恋愛と性的な欲求とが明確に区分けされているのか、いや、さうでないのか。
そもそも、どちらか一方であると明確にする必要あるのか。
現実にこういふ症候群があること知り、一気にこのフレーズが浮かびました。
恋する気持ちと 下心
どちらが入口
どちらが出口
「下心」一応、歌にして大丈夫と思へる、オブラートな表現に包みました。てへ！
たまたま、深雪くんの心のアイドル（笑）、まいちょこさんが髪を切ったといふFB投稿を見つけ、1番歌詞に入れました。
“インスタ”って、いつまで流行りますかねへ。でも廃れちゃっていいやと開き直り。
そもそも、令和元年のサマーデイズなんて、わざわざ言っちゃってますから。確信犯ですたい。
「令和」を詞に入れたかったといふのも、あります。敢えて時を刻む。あと、願わくは、令和の御代が永く続きますことを。
2番には、今年のアルカフェMVP大賞のおひとり、シオガマさんもギター達人として登場します。まいちょこさんと令和元年に新ユニット「しおちょこ」を組みました。
初ブッキングライブは今月26日にアルカフェにて開催よてい。この日はシオガマさんの御誕生日でもあります。みんな来てね。
閑話休題。1番は夏の初め、2番は中盤。大サビが夏ピークで、再び来るサビで夏終わり。令和元年のひと夏を書きました。
令和の夏はまたやってくるので。来年も歌えます。いぇいっ
話がまた逸れて恐縮ですが、イノシシイテオ（これも令和元年ユニットか）ができた理由のひとつとして、まいちょこさんやシオガマさんも関わっています。
昨年末、アルカフェ忘年会２０１８に、まいちょこさんが久しぶりに来店してくれました。その時にシオガマさんとセッションしたことが
「しおちょこ」結成に繋がるのですが、忘年会から明けて年初に、私と深雪くんで、まいちょこさんの伴奏をしたことがありました。
その伴奏をきっかけに、イノシシイテオができちゃったりしたので、世の中、何がきっかけになるか分かったものではありませんね。ひええ
「ダブルバインド」といふ大題は、最初は「both sides then」でした。お分かりの方はいらっしゃるかもしれませんが、
「both sides now～青春の光と影」といふ、ジョニ・ミッチェルの名曲をもじっています。この曲、哲学的な内容でして
訳詞はこんな内容です。Poetic Musicか。なるほど。。
https://maash.jp/archives/1978
「人生を、光と影、ふたつの側面から見る」といふ意図を、「異性への感情を、恋心と下心、ふたつの側面から見る」ことに勘案しました（笑）
「both sides thenでは分かりづらいのでは」と指摘を受け、代案として「ダブルバインド」を提示して採用されました。
二重拘束という意味で、二つの矛盾した命令をすることによりストレスがかかる状態。これ受ける！
あの、、フィクション、といふか、あくまで作り手としての妄想ですので。ごめん！
今振り返ったら感謝の気持ちのはずが、、おかちいな。
歌詞をそのままの形で採用してくれて、しかも「明るくファンキーな曲調」をポップに展開してくれた島林工房に改めて感謝申し上げます。ふかぶか。
夏限定なのがちょっと申し訳なかったね。ぺこ
※写真は恋島の名所ハートロック（沖縄県）のフリー画像
ダブルバインド～令和元年のサマーデイズ～
作詞：佐々木典子 作曲：島林深雪
恋する気持ちと 下心
どちらが入口
どちらが出口
(1)
「夏だから 髪切りました！」
インスタの 報告よりも
先に逢いたい
「後れ毛が好きでした」とは
言えないし 「似合うね」なんて
もっと言えない
恋する気持ちと 下心
どちらが入口
どちらが出口
令和の恋は まだ始まりもしないのに
(2)
好きな曲 予習したけど
隣には 眼鏡の似合う
ギター達人
夏なんて 楽しいことが
沢山で 時間がずっと
流れてるはず
恋する気持ちと 下心
どちらが入口
どちらが出口
令和の夏は まだ終わってもいないのに
(*)
青春の 光と影は
僕らをふたつに 分かつけど
太陽は 僕らの味方
クリームソーダを 溶かしてく
恋する気持ちと 下心
どちらが入口
どちらが出口
令和の恋は まだ始まりもしないのに
令和の夏は 来年もまた やってくる
