開店躁だん

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【作詞覚書】雨を待つ(from miyukisong)
 
雨を待つDEMO(原曲:20090705)
 

f:id:dannori:20210506090133j:plain



雨を待つ
 
作詞:佐々木典子
作曲:島林深雪
 
1.
午前零時過ぎても
昨日から降り続く雨に
ラジオから聴こえる
世界中のどうでもいい話
 
ああ 夜の隙間から
滲み出してきた僕の
melancholyは
 
心配ないから大丈夫なんて
何度も呟く言葉は雨粒(あまつぶ)
 
窓を開けてみる
頬を打つ雨と
色濃く匂う若葉の風
流されていく
 
2.
午前4時過ぎたら
雨音が遠ざかっていく
東から朝焼け
雨の色消し去ってしまう
 
ああ 朝の気配から
炙り出されてく僕の
melancholyは
 
心配ないから大丈夫なんて
何度も呟く言葉は儚く
 
ドアを開けてみる
色濃く匂う若葉の翳(かげ)
溶け出していく
 
作詞リハビリです。こちらの音源にタイトルと歌詞をつけさせていただきました⇒https://soundcloud.com/miyukisong/20090705_noname
作曲者コメントによると、メロディーは「少し自棄になっている」イメージです。
サビ前のハーモニーがついている部分は「もうどうでもいいや」的な音がしています。とのこと。
 
私のイメージはカーペンターズ「雨の日と月曜日(Rainy days and Mondays)」だったので
和訳を見ながら、“どうでもいい”イメージを作っていきました。
雨と夜を入れたかったので、1番は真夜中、2番は明け方にしました。
 
ちなみに2番歌詞が午前4時なのは同じくカーペンターズ「青春の輝き(I need to be in love)」2番の
“I'm wide awake at four a.m without a friend in sight”から貰いました。
「青春の輝き」なんて明るい邦題ですが、あの曲も内容なかなかにアレなんですよね^^;
 
サビ前「melancholy」をメランコリーではなく英語表記にしたのは芥川龍之介羅生門」の影響です。
いま、青空文庫見たら「melancholy」ではなく「Sentimentalisme」であることが判明、、しかもフランス語!記憶違いといふのはありますね。てへ!
 
ここにも雨が出てきますね。
 
メジャー7thがいったりきたりするところが、どちらでもない宙ぶらんな感情に見えますね。
もうすぐ雨の季節。6月は緑の色濃くなる季節です。雨音と一緒にお楽しみいただければ嬉しいです。DEMO演奏なのでそのうちヴァージョンアップされる?
だんヴァージョンもそのうちやりますよん。