開店躁だん

荻窪アルカフェの店主だん@佐々木典子です。◆アルカフェYouTubeチャンネル https://goo.gl/ZPrzvv ◆アルカフェE-mail dan@alcafe.deca.jp◆アルカフェWEB http://alcafe.deca.jp ◆Twitter https://twitter.com/alcafe_ogikubo ◆Facebook 荻窪アルカフェ https://twitter.com/alcafe_ogikubo ◆Facebook 佐々木典子(檀上) https://ww

【何処かにあるカフェ】作詞覚書

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イノシシイテオ・初のオリジナル曲「何処かにあるカフェ」の最終楽譜を深雪くんが作ってくれたので、
改めてこちらにも関連リンク先アップします。

♪何処かにあるカフェ@荻窪アルカフェ(2019.7.17)
荻窪アルカフェ・アフターセッション
https://t.co/HLPrk5i6W1?amp=1

♪何処かにあるカフェ【イノシシイテオ】2019.8.13@大塚Welcome back
https://soundcloud.com/miyukisong/20190813_dokokaniarucafe-inoshishiiteo

【楽譜】何処かにあるカフェ.pdf
https://t.co/DZcWJt1j3a?amp=1

コード譜】何処かにあるカフェ.pdf
https://t.co/NH9EoKKIum?amp=1

コード譜】何処かにあるカフェ(ギターCapo3).pdf
https://t.co/kOeqajyWNX?amp=1

【何処かにあるカフェ】
作詞:佐々木典子 作曲:島林深雪

(1)
夜と昼の間 夕闇が包む
商店街を行き交うひとと
ぶつからないように
ギターを持ち替える

肩を寄せ合うビルのひとつ
見上げて昇る暗い階段

そこは夜だけ開くカフェ
美味しいお酒と音楽と
笑顔溢れる 夢のあるカフェ

初めての場所が
故郷(ふるさと)になる
何処かにあるカフェ
あなたは見つける

(2)
夜が朝に続き 冬が来て春に
見えない橋はひこうき雲
お天気雨に咲く
虹にもあるんだね

誰かと話したくなる時
誰かの声が聴きたい時に

そこは夜だけ開くカフェ
美味しいお酒と音楽と
笑顔溢れる 夢のあるカフェ

初めての時が
思い出になる
何処かにあるカフェ
わたしは待ってる

(*)
そこは夜だけ開くカフェ
美味しいお酒と音楽と
笑顔溢れる 夢のあるカフェ

初めての場所が
故郷(ふるさと)になる
誰かが待つカフェ
何処かにあるカフェ

【作詞覚書】

なぜこの歌ができたか、自分なりに纏めました。そもそも、イノシシイテオって何??から説明しなければいけませんが、
ざっくり言ふと今年できた島林深雪くんとのユニットです。命名も深雪くん。ステージでいきなりユニット名発表されたので
びっくりしました(正直、ダサくないか??)と思いましたが、最近は世間さまに馴染んできたやうで。

イノシシイテオの発生経緯は話すと長くなるので(たいした話ではありませんw)ご興味ございましたら、それぞれにお訊ねください。
4月から他店オープンマイクへの訪問を主たる活動としていますが、オリジナル曲を作る契機になったお店はこちらです。

豪徳寺leaf room

6月にお邪魔したのですが、名物マスター格さん(ギター仙人!)にお会いしたのは衝撃的でした。ここ半年近くお邪魔したお店の中でも
ピカイチ個性的です!オープンマイク2巡目が回ってきたとき、本当はカヴァー曲を用意していたのですが、1巡目の熱度に煽られ、思わず予定曲でなかった深雪オリジナル「星空」を急遽組み込んだのです。わたしの判断でしたが、そのことは後になっても考え続けることに。後悔といふのではなく、「自分たちには何ができるんだらうか」といふ疑問が生まれたのです。

その日、アフターミーティング(ただの呑みではありません。まじ)で
深雪くんに
「オリジナル曲って大事なんだねへ」と、今更ながらなことを言ったところ、深雪くんが
「だんさん、作詞しませんか」と言ってきました。
「???」
「何か言いたいことはありませんか。自分の主張したいテーマを見つけて詞にするんです」
といったことを説明されて、
「ほわあ、、、、」と思いましたが
その翌日に浮かんだのがタイトルだけ。

「何処かにあるカフェ」はタイトルから生まれた詞です。
さらにその翌日、詞が一気に出来上がってしまいました。
提出後、一文のみ、深雪くんが「言葉遣いに違和感を感じる」と指摘した箇所を変更しました。

#今調べたらこの箇所でした。

「入口にある階段の奥に」⇒「見上げて昇る暗い階段」

#改めて変更後の方がいいですね。ご指摘さんきゅ!

その後、作曲にあたり
「天気雨」⇒「お天気雨」に変えてもらった以外は、
詞の変更はありません。スゲー

イノシシイテオは今のところ、全曲、詞先なのです。これって珍しいことかしら。どうなんだらう。

(1)のギター青年イメージは、実は4月に訪問したアルティカ・セブンで初めて出会った廣江大くん(大ちゃん)です。彼はそのときお客さんで参加していたのですが、のちに彼がホストをやっているお店下北沢CCOにもお邪魔したり、大ちゃんもアルカフェに来てくれたりと、オープンマイク・フレンド(笑)になりました。

大ちゃんがleaf roomにもいたことや、格さんがおねだりしたらやってくれた、魂の演奏!など、leaf roomに行ってなかったら、おそらく作詞といふ行為に手を出してなかったと思います。この場を借りて御礼ふかぶか。leaf roomにはもう一度改めてご挨拶に行きたいと思っています。

「商店街」「暗い階段」「夜だけ開くカフェ」などの言葉で、荻窪アルカフェであるのは、言い訳しません(笑) この詞で一番言いたいことはこれです。

「初めての場所が故郷になる」

わたしは関西出身で東京が第二の故郷に、さらには荻窪が第三の故郷になりました。
故郷といふのはひとつだけではないと思います。早稲田が故郷だったこともあるし(笑)
魂のよるべ、よすがとする処が故郷になるのだと思います。

だから、荻窪以外にもそんな場所はあるかもしれない。いや、あってほしい。切に願います。
わたしがあとどのくらいの人数と会えるかわからないし、どのくらいの場所に行けるかわからない。アルカフェだってあと何年やれるかわからない。

そのときに必要なのは、魂のよすがを自分で見つけることです。
それは待ってるだけではやってこない。だから勇気を出して旅に出る。
旅に出ることは還ることでもある(あ、眠子さんの影響入ってるw)
自分の魂のふるさとに還っていくことなのだと。

「笑顔溢れる 夢のあるカフェ」

この言葉は、絵手紙作家、小池恭子さんから戴きました。
8月のユーミンナイトで私に「DANG DANG」をリクエストくださった方です。
彼女の言葉は日々の営みを温かく見守ってくれています。

「誰かと話したくなる時 誰かの声が聴きたい時に」

このフレーズは夫かつ盟友でもある、佐々木潤哉から戴きました。
毎月のチラシのキャッチコピーは彼が作ってくれています。

孤独であること、ひとりであること。辛いこと、さみしいこと。
それは誰かと話すことで少しでも緩むかもしれない。
誰かの歌で癒されるかもしれない。そんな癒しが、ここにはあるのです。あると思いたい。

荻窪アルカフェがアルカフェでなくなっても、わたしがいなくなっても
日本全国、いや、世界ぐるっとオーヴァー・ザ・ワールド
こんなお店が毎日営業してればいいな。
誰かと誰かが初めて会ってお互いの演奏を心地よく聞いて
お客さんも一緒に歌っちゃったりなんかして、
そんな毎日がわたしのいない世界で続いてくれればいいなと
これがわたしの夢です。めっちゃスパン長い夢だすが。

「誰かが待つカフェ 何処かにあるカフェ」

さうやってこのフレーズ読み返すと、わたし完全に彼岸いっちゃってますねww


あ、「ひこうき雲」「(お)天気雨」は今年ハマったユーミンから拝借。
ユーミンにハマらなければ作詞に興味を持つことはありませんでした。ユーミンさまさま。

「見えない橋」は、アイランズで歌っている「トラヴェシア」や、カーペンターズ「レインボー・コネクション」からのイメージです。

・たとえどんなに離れていても 同じ思いで橋を渡ろう(トラヴェシア)

・Someday we'll find it, the rainbow connection, the lovers and dreamers and me(レインボー・コネクション)

わたしに夢をくれた大好きな曲がたくさんあります。見えない橋は次の夢に続いています。

小さな夢があります。1年間オープンマイク諸国修行をしたあとは、イノシシイテオでアルカフェのオープンマイク・ホストをやってみたいと思っています。
1年間出会ったみなさんに無理でも招待状送ります~(笑)
それと、書き溜めた曲が1ステージ分くらいになったら
ブッキングライブをしやうと思っています。対バン募集ちう(笑)