開店躁だん

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神の餃子

市場において目指すべき地位は、最大ではなく最適である。 ドラッカーさまのお言葉だすが、きのふの餃子店は、まさにそれを体現したかのやうな小名店だした。事の発端は、おじさんの宇都宮餃子訪問に触発され、昼から餃子餃子!と連発するJ氏。ではと、ランチに中華料理屋に入ったら、なんとランチオンリー。餃子はあーりませんではあーりませんか。どどーん。
では夜に持ち越しと。食べログ情報を元に店に立ち寄るついでと、阿佐ヶ谷の餃子店へ。南口の繁華街。へえ。北口のスターロードだけじゃないんだ。反対側もディープ。
餃子坊 豚八戒食べログ情報はコチラ。結構場所はごちゃっとして分かりづらいかなあ。ちょっとさまよってから発見。カウンターのみで席は8席ほど。3組入ればいっぱいになっちゃいます。とりあえず幸運なことに席を確保。止まり木は結構高くてお尻部分が小さいので、恰幅のよいお方は大変かも。

メニウ。和紙で。左からの表紙をめくると。ひとこと「餃子」と達筆な墨字。めくると、1ページに1品名のみ。なんか迫力。。腸詰がまず出たがこれが絶品。いいスターターだ。そして焼き餃子。この食べログの写真どおり、アップルパイに見紛うほどの皿たっぷり。うわーお菓子みたい。ざくり。ををを!汁がこぼれずに、そしてなんか奥行きを感じさせる味わい。香草かな。複雑な味わい。そして香ばしい。いやあ餃子に品格を感じたのは、人生初めてやもしれません。立派。

気を良くしてマッコリも味見。マッコリはさらっと淡泊で甘くなく、あくまで餃子の共に、といふ感じかな。その他鶏肉などもしっかりとした味わいで。〆の海老餃子を食べながら、紹興酒と合わせるとより良さそうだなと思ったり。

そうこうするうちに、予約団体さまが到着。2階のひみつきち!に梯子階段で上がっていった(ひみつきちは予約マスト)。予約も連日で、25日まで埋まっているとのこと。すげー。ひみつきち、いいなあ。。

どうやら厨房の奥さんがハルピンご出身のやうで、本場の味そのまま再現といふことらしい。きょうびの中華料理屋オールGスト化に(目つぶって食べたらみんなGストと変わらないと思ふ!)ひそかに憂いていたが、まだまだこんな隠れた名店もあるのだと嬉しくなった。

そしてさらに嬉しかったことは、なんと飲み屋だが禁煙!実はこの日、タバコが吸えないと言われ、引き返した学生さんらしきグループもあった。あくまで餃子が主役。そして餃子を食べるお客さんが大事にといふ、店主さんの心意気を感じる。蕎麦屋の禁煙はもはやスタンダードとなったが、餃子屋でそうかあ。いやあ。やるなあ。

お会計もびっくりするくらいに良心的だったし、これはひとさまに紹介したい店である。ひみつきち、来年は予約したいなあ。。

(ふと気がづいたすが、Gストではなく、B−ミアンだしたね)