開店躁だん

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いろはのれ

“れ”って何回目や?17回目だそうです。いろはにほへと ちりぬるを わかよたれにそ このあと何だっけ?? 杉並公会堂を使われるやうになってからは受付スタッフに毎年出向。実は抽選会にも付き添いで行ってます。かいしゃの日に重なるものでして。で、スタッフ今年で確か3回目。さすがに勝手知ったる部分も多いのだすが、チーフがリゾート・ファッションでおでましになることは、想定しておりませんでした。ひぇええ。。正直ぽつぽつ来出したお手伝いさんがたに「チーフです」と紹介するの、はずかっただすよ。ぷんぷん>Rさん。チラシ挟み込みを終わってしまえば後は流れ作業。特に何の問題もなく開場時間に。行列が1列できたものの、特に滞ることもなし。なんかいつもよりお客さん少なめ?2年前の紅白歌合戦のときは、何重にもなった行列と階段下の誘導でおおわらわだった気が。まあ今年は大きな演奏会がかぶっているらしいけど。。行列誘導で1年に1度しかお目にかからない方々に挨拶しながら、ちょっと心配になる。

1stに間に合わないみなさまをモニタ前に誘導。1stはルネサンス3曲。短くて良かった。いやこれ大事。1stは軽め短めグー。2ndは民謡。このソロはYくんだなあと思っていると、もぎりのお嬢さんたちも「Yさんが」と反応している。モニタ演奏って普通耳に遠いんだすが、彼の声はビビッドで前にしっかと飛んできましたねえ。さて、今回のメインステージ3rdはさかなせんせい(←すっかりこれで定着?)魚路恭子女史作曲、吉原幸子詩の「愛について」改訂初演曲。さすがにこれはとチーフに頼み、スタッフFちゃんと中にもぐりこむ。

前半はとにかく技術的難易度が高いのだなあといふ印象。惜しむらくは各パートの言葉が聞き取りにくく、歌詞とにらめっこしながらでないと、展開が読めない。字ハモ(合唱でもこの表現は適切?)部分ははっきり伝わるのだが、各パートに散らばった大事な言葉が多いらしく、歌詞を読むのがなんとなく補足解説といった印象に。さかなせんせいの書法は特徴的らしく、2度めの本番であるJ氏曰く、名前を伏されていても分かったのだとか。フレーズ難易度の高さと、ユニゾンの効果的書法がこちらの耳には印象に残る。

改訂前は3部構成だったそうだが、3曲目が最もドラマとしては濃厚で、これでもかとばかりの重厚感。いや、重い。これで終わっていた原型は、新進気鋭作曲家ならではだなあ。いや歌うほうの苦労はいかばかりか。ひえぇえ。

追加の4曲目はやはり「くるり」でせう(笑)。N指揮者せんせいの。せんせい名指しソロだとか。感動的だよなあ。反則だよ。これ。飛び道具にも程がある。美人すぎる議員のあとにブレイクするのは、歌が上手すぎる指揮者では?実際、Nせんせいの振り返っての歌唱で、世界がくるり裏返った気がした。この4曲目は最もひぐらし体質に合っていると思った。

「愛について」が今回歌われるに至った契機は、J氏が日記に書いているので(Mixiにしかまだアップされてませんが)敢えて触れませんが、傍らで見てきた分には、やはり“縁”の不思議さだすねえ。目に見えない繋がりといふのは、確かに在ルのだす。はい。

ラストのノスタルジア2は、いつものひぐらしだった。安定感。アンコールは残念ながら撤収準備のためノーチェキ。わらわらと片づけてへろろ打ち上げ合流。さすがに2次会のことを考えて、途中から梅酒サワーに切り替え。これは自分でも大英断だったと思ふ。F田組やソプラノ新陣営にご挨拶に。何故か「佐々木潤哉の妻でございます。佐々木潤哉をどうぞよろしくお願いします」と選挙カー妻になっていた。梅酒でも酔っ払うんかなあ。席に戻ってさかなせんせいの網タイツであみだくじをやっている時に(←単にセクハラ)、ふと隣の席の女の子に声をかけてびっくり。

輪郭が二重になった。Tさんの娘さんだった。「娘です」「いや、言われなくても分かります」とすっとんきょうな応酬をしたことくらいしか実はあまり覚えてない。4曲目が終わったあとつい、空間を見上げたとき。そして二重になったとき、これがTさんに逢えたときではないかと思う。あのデジャヴめいた眩暈感覚は当分忘れ難い(酔っ払いだったからかも。。)

二次会はうちで。30人のすし詰め状態の中、ウクレレに取りつかれるさかなせんせいや、ピアノ弾きまくるF組長やら、わけわかんなくて団長寝かかったところでお開き。自転車置き場も閉門していたので、タク帰宅。気絶寝。ひぐらしのみなさん。お疲れさまだした。