開店躁だん

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諸星派 or 星野派??

きのふはホリオさんワンマン。 天候不順の中、たくさんのお客さんの熱気に包まれ 実に内容たっぷりなライブでした。それにしてもホリオさんのナマ歌演奏2曲は 激レア気分です。ぎょみんとウイルス。インパクト大。

さて、ライブ終了後 お客様のウクレリアン・マハロさんに 諸星大二郎の話を振って頂きました。 「僕は星野派」とのこと。確かにこの2大巨匠 並び比較されることも多いやうです。 ユリイカ諸星特集にもそんなことが書いてあったやうな。。

さて、星野之宣さん。今本棚見たら、意外に結構ありました。こんなのです。
・大いなる回帰 ・残像 ・巨人たちの伝説 ・ヤマトの火 ・サーベル・タイガー ・はるかなる朝

宗像教授は近著を2冊ほど読んで、ビビビときたわけではなかったので 追っかけておりませんです。 ちょっとペダンティック要素が強くて、のうみそやわわなわたくしには 合わないのかな、などと。 星野作品は「2001夜物語」をBOKE亭の天(井)まで届く書庫で読んだのが最初だったかしらん。絵柄と構成力の高さに驚きましたわん。 個人的には「妖女伝説」がイチスキなのですが、 アトランティスものや巨人シリーズも印象深いです。

諸星さんと星野さん。このおふたり、 考古学要素からよく比較されるのでしょうが、大きな違いは「闇に対する視線ベクトル」ではないかなあと思います。過去(異世界)を旅する主人公をそれぞれ描いた 「鎮守の森」(諸星) 「アリス」(星野) は、この2人の違いを端的に語ってくれる好短編だと思います。 諸星闇視点は、太古の記憶に繋がる恐怖。 星野闇視点は、無限の永久に繋がる畏怖。 短絡的に言ってしまいますが、 その闇ベクトルに対する好みが それぞれ2タイプの読者に分かれるのではないかなあと思います。 星野さんのスペース・ファンタジーは どこか神秘的ですよねえ(美女が必ず魅力的) 諸星さんの異世界ファンタジーは 神仙不可思議な要素が(悪女・烈女が圧倒的)

星野さんも久しぶりに読み返してみるかな。。 ちなみにこないだ読み返した 「孔子暗黒伝」(諸星)は全然ちんぷんぷんでした。 昔の作品むつかしいよー ああ、早く西域篇悟空に会いたし。 以上、をたく言い散らかしでした。