開店躁だん

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白州蒸留所

さて、白州蒸留所。新緑に囲まれただだ広いところです。東京ドームが26個入る敷地だとか。ひえぇえ。こんな天気だから人はまばらかと思っていたら、なんのここはどこのテーマパーク?といふくらいに賑わっております。ガイドツアー受付では目当ての時間帯が「満」だとかで、次のツアーを案内されたが、どうも人数カウントまではしていないらしく、えいとおばちゃんは「満」に潜り込むことに。わかんないわかんない。実際たいしたチェックもなく、時間になればツアーはGO。
蒸留所に入り、モルトウイスキーづくりの工程を説明される。うっわ!!!くっせーー。カストリ酒といふか、麦汁といふか、ともかくすごいにほひです。酒かすとニッキが混ざったやうなかほり。これお子様にキツくないっすか?実際なぜか酒工場なのに、お子様いらっしゃいます。チョコレーと工場やパン工場のほうが楽しいだらうねえ。キミタチには。仕込→発酵→蒸留の過程を巡回する。うわ、発酵2日目の樽内、ぐつぐつ煮えています。発酵樽もキングコングの風呂桶だあ。蒸留窯(ボットスチル)はかっこいいフラスコ型。これがよく写真で紹介されるヤツだすね。そう、山崎蒸留所の写真を見たのも、この蒸留窯でした。あくがれ。

ぞろぞろと移動バスに乗り込む。広いから移動もバスなのね。今度は樽の貯蔵庫へ。入るとひんやり。うわーー樽が天井までぎっしり。年度が樽に刻印されてます。1970年、80年代が多い。おそらく上にはもっと古いのがあるのだすねえ。樽の置き場によっても味は変わるらしいですねえ。ここでは写真禁止。自分の生れ年度樽を探してみたが見つからず。76年あたりが一番多かったかな。それにしても樽のかほり、すんばらしい。華やかなバラのやうな。深呼吸何度もして吸い込む。らりらりり〜。ああ、いつまでもいたいなあ。別棚にオーナー樽を見つける。樽底に「目指せ2010年」とかマジックで書いてあるのが、ほほえましい。いや、実際のオーナー金額考えたらほほえましどこではないのでしょうが。でもこういふのやってみたいだすね。アルカフェ50周年記念に樽空けるぞ〜とか。いや、30周年くらいに負けとくか。

ちなみに、山崎蒸留所は竹林、白州蒸留所は森、らしい。樽貯蔵庫は温度管理をしていないらしく、このひんやり感は天然のもの。樽は呼吸して周囲の空気を吸い込むので、森の香りもたっぷり浸透するといふのであります。うーん。竹林の山崎、やっぱますます行きたいぞ。なんとか帰省にからめてやっぱ行けないかなあ。

アトラクション的に面白かったのは、次に移動した、リチャー場。使い古した樽の内部を焼いてアルコール分を飛ばし、また使えるやうにするらしい。今は機械での作業らしいだすが、アトラクションとして、手作業でのリチャーを見せてくれた。あわわ火こわいよう。樽の内部がまるで狐火のやうに青い。アルコール・ランプみたい。アルコールが燃え尽くされたら通常の火の色に。へえー。さらに燃え上がる。そしておじさんは最後にひしゃく1杯で火を見事消し止めたのでありました。やんややんや。

最後にお待ちかね試飲。まずは白州12年。あ、さらっと爽やかだ。1:1の天然水割。水もいいのかなあ。飲み口さっぱり。次、山崎12年。こちらは好み味だが、比べてみるとやはり濃いなあ。よりはっきり琥珀色。どっしり感。最後にもう1杯白州をお代わり。ん、んまい。試飲場から「バー白州」に直結しているらしく、ちょっと覗いてみる。いい雰囲気。時間あれば立ち寄りたかったすね。帰りに受付で事前に印刷しておいたアンケートを提出して、グラスをもらう。白州とプリントされています。これもそのうち使わなきゃね。