さて、目指すは東銀座。お向かいには歌舞伎座が。試写室は普通の映画館と異なり、普通の事務所のやうな地味入口。映画館ぽいところに入ろうとしたら、試写はあちらですよと案内される。招待ハガキを出したら、名刺をと言われ、配給・宣伝担当者と名刺交換。しかし、この中でライブハウススタッフって本当にほかにいるんだらうか。なぞ。ふと目についた芳名帳のアタマには、なんとＣＤジャーナルでよくカラーページに出ている著者の方がいらっしゃった。へぇえ！そういふ方が来るものなんですね。じゃあ、来月号あたりに掲載されてたりして。確認してみよっと。全然別畑だすが、知ってるお名前があることに安心して、シートに身体を沈める。ガラガラ状態ではないだすが、満でもなく、ほどよく贅沢な入り具合。
かっこいい文章はおそらくその方面の方々が書くのでしょうが、わたしの結論は、ヴィニシウス・ヂ・モライスさんといふひとは、赤塚不二夫に重なるキャラクターであるといふことです。これでいいのだ。晩年ライブ三昧。ステージ上でウイスキーを片手に持っていた映像が、赤塚不二夫が焼酎片手にバカボンパパの格好をしてインタビューされていた図にトレース。お酒と友達だいすき人間。ブラジルの無頼派といったところなんでしょうか。個人的にはバーデン・パウエルさんとお化け（霊魂）の話をするのが大好きといふところに、非常にフレンドリー感じました。バーデン・パウエルさんはお化けについては僕のほうが詳しかったよとおっしゃってました。
うーんもちょっとかっこよく宣伝しなきゃ意味ないなあ。あ、４月１８日ロードショーだそうです〜。
