開店躁だん

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po*ssum(ポッサム)@新宿SACT!

ずっと‘ざくと’と読むものだと思っていました。正しくは‘さくと’なんですね。新宿三丁目から向かったところ、迷いました。あまり周囲に何もないロードサイドなのと、夜の花園神社に気圧されて、反対方向のファミマ周辺でうろうろ。行きつ戻りつ、やうやくもうひとつのファミマを発見。着きました。入口扉の向こうからドラム音が。ああ、対バン、ドラム入ってるんだ。じゃあ、いいかな、、とリターンして、隣のすき家へ。豚角煮丼。ちなみにアルカフェの隣のすき家はあと半月で閉店です。なむちーん。
腹くちくなったところで、いざ。二重扉の向こうには、ドラムではなく、カホンが入ってました。よそさまの音響はリズムセクションが過多に感じるのはわたくしの耳が既に偏って慣らされているからでしょうか。でもアーティストさんのレベルは高かったです。

さて、ここでまず語りたいのは、SACT!さんといふライブハウスの良さ。出演者にもお客様にもかなり贅沢な(良い気分になれる)ライブ・スペースのやうです。広さは多作さんを一回り大きくした感じなのかな。50人が適性人数。おそらく20人×3マンが日々の営業形態なのでしょう。最初は空席もそこそこありましたが、トりのヴぉさまの頃は満席でした。まず椅子が低め設定(高い椅子は長時間同じ姿勢でいると疲れます。ライブみたいに2時間は不動座り姿勢を要求されるところでは、高い止まり木椅子は腰負担もかかり苦行なんですね)なのがGOOD!かつ、クッションが柔らかい(木の椅子はお尻も冷たくなり、じわじわと肉を圧迫するのです)のも有り難い!テーブルは割りと広め(4人席主体)で、各テーブルごとにおされランプが。こういうの、本物の火だと危ない気がしますが、中を除いたら電球でした。地下ライブハウスだすから、その辺の気配りもあるのですね。あと、どの席からもアーティストの顔が隠れない。これは椅子を低め設定にしているのと、ステージ高さとのバランスが良いのですね。しかも、ライブハウスには珍しい分煙スタイル!2段階段を上がった後ろは禁煙マークがついていました。後ろの壁も小さい木の長椅子が作り置きになっていて、立ち見は極力出さないスタイルであるやうに見受けました。後ろにPA&照明ブースも。おお立派な。モニター画面つき・しかも段差があるところの高い位置のブースだから、ステージも客席も立体的に把握できるのですね。すっげー。それと細かいことですが、コースターが紙&オリジナルロゴ?付でした。ロゴも可愛い!その他、CDスペースやロゴのオブジェ、外のチラシ棚など、随所に心憎いこだわりが感じられました。ノルマライブハウスは世間にたくさんありますが、同じ20枚ならここで贅沢したい(させたい)、そんな風に思わせる、敵ながらあっぱれなライブハウスでした。いや敵なんて失礼な言い方だすが。ほんとは終演後には店長さんにご挨拶をと思っていたのだすが、あまりいろんなことに満足して脳内が危険な状況になってきたので、終ったらすぐに退出してしまいました。ええ、よそさまであまり興奮すると、アレなんです。わたくし。

気になってさらに調べたら、なんとノルマではなかったです。ひー 
http://www.sactsow.com/sact/sact_Booking.html
これはもう、ただただ、あっぱれです。なんとなく、そのうちまた詣でる機会もあるやうな予感がします。ご挨拶はそのときにでもしやう。。

ハード面のPAは言わずもがな、文句なしエクセレントなオペレーションでした。かつ、照明もヴァリエーション豊富で、曲間は必ず一度暗転、曲サビで変わったり、一度ジャンベが効果的に入る曲サビでは、なんと足元照明のみ突然ばばっとついたりして、びっくりしました。ひえぇえ。こだわりがこんなところにも。

ソフト面であるライブもまた好印象。おともだちのライブに行ったら、思いの外対バンも楽しめたよ、といふラッキィな部類でございました。お目当てのヴぉさまはもう、なんて言えばよいのかしら、アルカフェを開店したての頃、よく「心地よいハーモニー、洗練されたインスト、ムードのあるヴォーカル」なんてスローガンを使ったりしたものですが、その3つめのスローガン「ムードのあるヴォーカル」イメージに、まさにつぼはまりな方なんです。アルカフェにまたご出演頂けないかなあ。片想いちうの心の恋人、そんな素敵なヴォーカリストです。サポート(ピアノ、パーカッション)の女性陣も大人ムードたっぷりで、酔いしれた、あっといふまの(短いと思いました。はい)幸せなステージでした。また行きますね〜