2008-05-28 ■ つれづれ 「その日のまえに」重松清 ずいぶん前に新聞の書評で見かけてなんとなく気に留めていたのですが、先日図書館で見つけて読んでみました。連作短編集。思っていた以上に深い内容でした。近親者との死別をテーマにした小説は多いですが、切り口が独特で、読んだ後、時間が経てば経つほど、胸にすーーと染み込んでいく気がします。最後に出てくる、解のひとつである言葉がとても印象的です。佳品。