開店躁だん

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満員御礼2連荘のあとがき

水曜木曜連続して、30人近いお客様にお越しいただくといふ、平日としては有り得ない展開となりました。ご集客いただいた演奏者、お越しいただいたお客様に感謝いたします。なみだ。

昨日の出演者ユミコさんより「お店的には(実質入替制となったので)効率的ですよね。いつもこうだと大変ですが、たまにはこういう日もあってよいですよね。」と言われ、確かに、毎日こうだと大変だなあと思い、はたと、よそさまのライブハウスはこれが常態であることに気づく。実のところ、入替制には一種の「やましさ」が残ります。常連さんのOさんは1stからお越しになり「いつもこんな感じなの?」と驚いていらっしゃったが、よそさまのライブハウスのやうだったんだらうなあ。

よそさまのライブハウスみたいでない場所を作ろうと思い作ったアルカフェだが、1年近くたった今、よそさまがあのような常態となっている理由や背景も理解できる。箱だけの問題ではなく、アマチュア演奏者が演奏活動を継続して行っていくために、あの常態は必要とされていることも分かる。じゃあ、自分は?といったときに、それでもやはり思い描いている理想のカタチはある。音楽が個人の枠を超える瞬間が見たい。そんな場でありたいと思う。昨夜のユミコさんの演奏を聴いて、この方は音楽がコミュニケーションの形をとることができると知っていらっしゃるんだなあと思う。なんていふか、一見さんも音楽を通して彼女と会話、コミュニケートができるのだ。これは結構実は難しいことだと思う。テクニックだけでもなく人柄だけでもなく、音楽をその人の中でどう消化し、経験し、付き合ってきたか、そういふことだと思うんだよなあ(えらそうですんまそん)。

もちろん、もっと大きなもっと格式の高いライブハウスやライブスポットでは、そんな方がごーろごろいらっしゃると思いますが、あちらはデパート、こちらはコンビニくらいのへだたりがあるので、場所の品格はそれはそれとして。

大人の音楽空間に育っていきたいなあ。音楽がコミュニケーションの手段たりえるような。知らないひととひとが繋がっていくような。そのためにはいろんな打つ手を考えていかないといけないんですけどね。妄想妄想。