そんなことを考えながら、疲れでやや鈍った頭が残るまま、まこりんさんのステージが始まった。
清冽。ただ、清冽。
一瞬ですっと持っていかれた。
前振り。谷川俊太郎のご子息、ピアニスト賢作さんプロデュースによるDIVa。5年前に(あれ計算が合わないぞ、4年前か)1枚のアルバムを聴き、心の隅に残っていた。当時のことまではっきり覚えている。そのときのペンギンメンバー、さすけのイメージを投影しながら聴いていた。土曜の夜はパラダイスとかよく歌っていたころ。「ジャンルを超越した新しい日本のうた」を鳴り物入りにしながら、2枚目のCD「ラブレター」を発表し、その後活動休止になったのだった。
それが5年ぶりにライブ復活するというではないですか。これはチェキと、4月のマンダラは予約したものの、なんと地元荻窪でソロライブがあるというので、本日駆けつけたのだった。
後振り。今、家でDIVaのCDを引っ張り出して聴いているのだが、さっきまでの生演奏に比べると、やはり、距離が遠い。CDの水準も充分魅力的であるのだが、5年の歳月を経て、今はより鮮やかによりしなやかに縦横な音楽と日本語表現になっている。日本語、といふのがポイントですよ。ことばが、とんでくるのです。この方の歌は。メッセージとか想いとかアツクルシイモノではなくて、舞を観ているように、言葉が、音が、目に飛び込んでくるのです。耳っていうより、全身の感覚にビビッドに入ってくる。余分なものが入らず、ただ風景、そんなイメージ。それでいて変わっていく。動物でいえば、姿を刻一刻変えながら、脱皮していくやうな。
やっぱりCDとは別体験なんだよなあ。。。。ナマは。
肝心の中間=演奏ですが、これはわたくしの今年度上半期の目標になりました。今年上半期の目標は荻窪音楽祭の成功と、まこりんワンマンライブの誘致です。できるかな。できるかな。できたいよ。ふんと。
そもそも、一零baseさんのお知らせにより、モナレコに足を運んで、そのときたまたまもらったチラシを見て、DIVaの復活ライブのこと知ったんだよなあ。。これもえにし?
ああ。。沢知恵さん以来の感動だったかも<ライブ