夕刻、ＪＲ目黒駅到着。坂を降りきって、あれ？看板ないよ。どこどこ。交番で聞いて坂をまた上る。いきつもどりつ。うーん。駅まで戻ってみる。わからん。馬論さんから電話。「今ロビーでみんな歌ってて面白いよ」あーん早めに着いたのに〜。やうやくたどり着く。雅叙園。うわ〜広いよ。中も広いよ。和セレブ。風鈴の回廊を過ぎてやうやく会場入口にたどり着く。当日精算なので金額を受付で払おうとすると、どうも封筒が用意されていない模様。団員の方がＫ本会長を呼んでくださったので、さっそく挨拶してお支払いする。会長と書簡（メール）数回やりとりする中で、チケットを手配して頂いたのだった。後から確認して、座席はＫ本様手配列に入れていただいたやうで、良い席だった。右も左もよく見たら女声バーバーショップのスイート・アデラインズご一行様だった（すうじぃ含む）。
さて。ロビコンも終わり、開演。司会進行のＭＣが曲ごとに入る。かなりアメリカン・ヒューマーたっぷりのジェントル・トーク。トラッドなスタイルのバーバーが続いた後、団内カルテット登場。東京バーバーズ（ＴＢ）は数年前アルミナムの面々と練習見学に行き、全体演奏のイメージはおぼろげながら記憶していたが、カルテット演奏をまともに聴くのは初めて。拙店のメイン演奏のひとつにぜひバーバーショップ・カルテットは組み込みたいと思っているので、本日の主な目的はこのカルテット演奏を聴くためであった。３組のカルテットとパートリーダー編成カルテット。全て団内オーディションを経て組まれた実力派メンバーらしい。さすが選りすぐり、４人でも堂々の歌いっぷり。トップバッター「HeartStrings」は若手系カルテットのようで、野心的な良い欲を感じる。Ｋ本会長の所属する「ＢＢＱ」はかなり「笑い」と「振り」をショウとして意識したもので、異色の存在のやうだが強く印象に残る。メンバー全員の苗字がＴのイニシャルなので「The Tees' Four」という名前のカルテットは、リードが良いお声と品格を顕していて好印象。看板カルテットではないかと思った。パートリーダー編成のカルテットは「Over the rainbow」を歌いだし、途中から残るメンバー全員が加わり、パートソロから全員コーラスへとつながるのが美しい構図だった。ステージとしても良い演出で、この曲をもって第１部終了。
かと思いきや、休憩前に、ハッピーバースデイ・コーナー。カルテットが２組客席に出張し、歌のプレゼントを行う。当日生まれと翌日生まれの２組の方はラッキーなことである。８月生まれのお客さん全員にもバラの花が一輪、メンバーより手渡しにて配られる。ダンディーな計らいである。客席の７割は女性と見受けるが、非常に女性へのサービスを意識したアメリカンな演出である（もちろん女性限定サービス）。
2ndは衣装も真っ赤な背広に変わる。2ndの中でもカルテット演奏が挟まる。今ステージがデビューとなる新カルテットも登場。初、ということは若手かな？と思っていたら、相応のご年齢だった。バーバーでの若手は４０代くらいかな（笑）。「ＢＢＱ」はさらに異色のジャズ曲「Bye Bye Blues」を披露。アレンジもバーバーからやや逸脱したドゥワップが中盤に入り、バーバーショップにとらわれないさまざまなアレンジを、という意欲が見られた。こういうのいいですね。うん。Ｋ会長はちなみにわたしの大先輩でもある（Ｓ混ご出身）。各方面で活躍先輩がいるのは心強い限りである。
ラスト２曲は先月の海外公演にて披露された曲を。２曲目はかなりアメリカン演出。本場を意識してのことだろう。向こうのひとびとはエンタ魂が半端じゃないのだらう。
終演後、ロビーでもフェアウェル・ソング演奏。い〜つまでも〜たえる〜ことなく〜 とーもだちで、いよう。あ、歌詞書いていてやっと曲名思い出した。「けふのひはさやうなら」。お客さんも和唱する。聴き手をきちんと理解した選曲である。ロビーストームのなか、Ｋ本会長と若きバーバーの旗手Steveくんに挨拶して退出。SteveくんはMilestonesといふバーバーショップ・グループを指導しているのだが、彼もカルテットを持っているので、明日練習見学に行く予定なのだ。楽しみ〜。ぜひ１０月からの試験営業にてバーバー・カルテットでびうして頂きたいものだ。ふんぬ！
アフタアはすうじぃと馬論さんと魚民。アデラインズれんアフタア行き着けらしい。バーバー愛好家のお二人から業界動向などをヒアリング。馬論さんと焼酎１本空けて締め。
自転車帰宅したら、Ｊ氏がふて寝していた。チャリが誘拐されたらしい。大変だ！この街はチャリなしで生きていけないのだ。では今から身代金持って迎えにいってきまーす（３千円）。←無事引き取ってきました〜
