開店躁だん

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みんなのTURBO

行ってきました。東京国際フォーラム。でででかいです。ホール。A山ご夫妻とごいっしょさせて頂いた、N川T教さんのライブ。なぜ伏字かといふと、本当のファンのみなさまにこんなええかげんな人間がライブに潜り込んでいたことがバレるとやばいからです。いや。満足度非常に高く、さすがプロのエンターテイナーだと感心しきりなのだすが、詳しくはまたのちほど。取り急ぎA山ご夫妻には御礼ぺこり。

東京国際フォーラムは会社の行事で何回か会議室を使ったことがあったが、ホールは初めて。東京駅から向かう。とと遠い。トトトイレも長蛇の列。気がつけば周りはギャルの束。ひえぇえ。場違いだすね明らかに。とはいえ、90年代後半にブレイクしたといふこともあり、年齢層は同じくらいかなあ、みたいな方もお見受けする。実はわたしもブレイクした頃には結構気に入ってて、カラオケでは歌わなくてもお風呂で歌ったりしたものでした。思い起こせばまだテレビを見ていたあの頃。ダウンタウンの音楽番組にゲスト出演していて、思い切りいじられ、M的トークとキャラが話題になり、そのまま?過激な衣装と共に大ブレイクしたのではなかったかしら。でも当時としても歌はうまいなあと思った記憶あり。そしてけふは10周年記念コンサートなのだ。96年でびう。

さて。まいごになりそうになりながら、K姉さんになんとか見つけてもらい、いっしょに入場。チケットは6,500円也。どうやら1階前列も2階後列も均一料金らしい(ファンクラブも一般も均一)。ありがたくも2階後列だったので、行列せずにトイレに入れる。なむ。

開演前にライブの心得を伝授される。基本立ち。準備運動(これもっとやっておけばよかったしゅるる)。発声れんしう(開演前のコール)。たあぼう。みんなのたあぼう(=TURBOとスペルアウトするらしい)。お願いです。早く出てきてください。

大モニターにプロモビデオ?が映し出される。ひらひら袖衣装のたあぼうが登場。おお。王子様衣装。でもモニターには依然としてプロモが続く。もっとアップ映してほしいなあ。知っている曲も(3曲くらい)ある。みんなの踊る振り付けは割りと覚えやすい。

当時の音楽状況は小室サウンド全盛期(やや後期か)だった。イチニッイチニッと合わせて動く「表拍」の時代である。降りも表拍で両手を前に出す形。分かりやすい。わたしでもできる。でもやはり裏がないとなんか落ち着かないので、腰で裏を取る(取ってるつもり)。表拍動きは実は疲れやすいのだ。あ!前半のラッシュで右腕がつった。動けない。ちょうどほどよくミディアムスローになりみんなの動きが止まる。ほ。スローナンバーはみんな立って直立不動だ。横ユレも一切なし。うーんやはり縦ユレ文化だ。先日のコンサートでは2階席が揺れたらしいが、そりゃ縦型直行地震に匹敵しますよ。スローナンバーのときの周りの反応は微妙(に見える)。どう聴いて(動いて)いいものか判らず途方にくれているやうに見えるのだ。縦揺れサウンドになったとたんに元気が蘇る。判りやすいのは大事だ。スローでピアノ伴奏のみ(途中からシンセ入り)があったが、音響がわんわんすぎて音程すらも判らない状況だった。よく歌えるなあ(もちろんイヤモニタしてるのだらうが)。よくできるなあと思ったのは、バックヤードの楽器陣だ。前奏はみんな思い切り手拍子(結構ばらばら)するが、歌が入ったとたんにやめる。
いや、もちろんヴォーカルはバンドにとって神様ですから、みなさんのお気持ちはわかりますよ。そりゃバックは黒子(ソロインスト以外)だから。はい。でもあまりにもロコツでは。。ギターで1人達者な(もちろんこんなところのバックヤードはみんな達者なのだが)ひとがいて、間奏ソロが超絶うまいので、思わず拍手しそうになったが、その頃たあぼうは別のところでセクシィな踊りを踊っていた。。はい。間奏はダンスシーンなのだす。

ても、たあぼうさん。歌はピーク時の状況をよく保っていると思う。忌野キヨシローが咽頭ガン手術らしい。ロッカーにとって喉は酷使するためのみにあるので、無理はしないで長く保ち続けてほしいものだ。あと、カツゼツがはっきりしているので歌詞も割りと聞こえる。リズム感は基本ロッカーなのでこれは問題なし。よくずれないよなあ。。おそらくご本人は縦ノリ文化よりも本格ロックをやりたいと見受けるが、アフターでご夫妻からでびうから10年の経緯を伺い、一度売れたものを覆すのは容易でないことがわかる。でも一度売れる、といふだけでも、そこに到達できるひとがいったい世の中何人いることか。頂点に一度たどり着くだけでもカンダタ蜘蛛の糸なのだ。一度たどり着いただけのカリスマ性はじゅうぶんにある。改めてこのカリスマ性といふものが、少し怖いと思った。

とにもかくにも2時間経過。それまでノーMC、ノートーク。インタミなし。すげえ持続。。MCはプロモが代行。バンパイア(ポーの一族っぽい)のやうなストーリーである。毎度同じものを流しているらしい。省エネは大事だすね。アンコール(といふものではなく、もはやアフターグロウのノリでは。。?)に入るまでにMC25分。このMCがたあぼうさんの本質ではないかと思える良内容だった。フォークバンドの巻間に匹敵する、ちょい自虐ちょいバンドメンバーいじりの深夜ラジオトーク。さすが関西人。興がのるに従い関西弁になっていった。つまりは「音楽○カ」が本質なんだらうなあ。。たまたまそれが時代とマッチして一度売れて、その後も余韻が続いて、でも自分はとにかく「音楽○カ」で。。妙に腰の低さが好印象だった。一流になればなるほど腰が低くなると、最近あるひとから言われたが、まさにそのやうである。このMCを聴けただけでも一見の価値はあった(笑)

そしてアンコール(何曲やったのだっけ、結局、、)。自分のやりたい音楽をこっそり混ぜながら(アコギ持ち、ノー縦揺れ)、最後にだけ1回横揺れ振り付けもでてきた。みんな縦ノリだけが全てではないですよ。全部終わって3時間10分経過。。足あたた。腕つりり。

アフタアはご夫妻と3人で呑み。ライブと関係ないけど、A山さんはわたしと同キャラの方ではないかと(失礼)思った。やりたいことに真正面に向かうタイプかと。夫婦の関係性まで似ているやうな。。(爆)